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第34話
「そ、見られてんだよな……カメラ切るように言ったけど、たぶん恵兎とリョウが絢太のえっちなとこ見てる」
「え……え? なんで?」
「ここ、俺ら三人のバイト先。絢太連れ込むからモニター切っといてって言ったけど、そんな面白いのあいつらが見逃すわけねーしな」
「や、や……離してっ」
「今更、だろ?」
ぐっと腰を押さえられ雄がテーブルに押し付けられる。そのせいで動けなくなった。動いて擦れたらきっと……暴発してしまう。
「ま、そろそろ交代の時間になるし、さっさと済ませるか」
シオさんの立ち上がる気配と、尻に触れた熱い感触。
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