23 / 37
第23話
「いいけど……動けるの?」
「サポートしてやるから」
シオさんと恵兎のやり取りがなにを現わしているのか……なんとなく分かってしまう。けれど現実的じゃない……無理だ。そう思うのに張りつめた下肢はいい思いをしようと流されるまま恵兎のベッドに上がった。
横たわる俺に背を向ける形で恵兎が腰を跨ぐ。首に腕を巻き付けさせたリョウさんが恵兎の膝を大きく開かせたまま抱え上げた。パンツが食い込んでいるせいで、尻の肉が盛り上がりいやらしさが増している。
「ほら、童貞喪失……すんぞ」
俺の雄をシオさんが支える。そこに真っすぐに恵兎の体が降りて来る。先端が恵兎に触れたと思ったその時にはもう、ずぶずぶと熱い場所に沈んでいた。
熱くて湿っていて窮屈な……口淫された時に似ているけれど、圧倒的に狭い場所に雄が突き立てられていく。
ともだちにシェアしよう!