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お品書きの元アイドル

 窓のひとつもない人工的な光に鈍く照らされた部屋の真ん中で、あられもない姿の青年が台の上に拘束されていた。  両手首と両足首、そして胴にもしっかりとベルトが渡されて、彼は強制的に脚を開かされていた。下着の一枚も身に着けない裸体は、美しく哀れで淫靡だった。  その部屋に入ってきた四十がらみの男は、上着を脱いでネクタイを緩めながら、しげしげと青年の裸体を眺め、そして顔を覗き込んだ。 「やっぱり君、リオくんだねぇ。いやぁそうじゃないかと思ったけど、本物を目の前にすると感動しちゃうなぁ」  青年は顔を険しくし、目を逸らして何も言わなかった。男は上機嫌に笑いながら、棚からコンドームを取る。 「すごいね、お肌すべすべだし、アイドルっておちんちんまできれいじゃないといけないの? なんていうかもう二次元みたいだね」  そう言って男は己の勃ち上がったペニスを取り出し、ゴムをかぶせる。そしてそれを遠慮もなく青年の白い尻にペちりと当てた。 「あー、嫌そうな顔しちゃってかわいそう。そうだよねぇ、あんなにキラキラして女の子にキャーキャー言われてたのに、こんなとこでメス穴にされちゃってるんだもんねぇ。充電期間とか留学とか見た気がするけど、女の子になるレッスン受けてたなんてねぇ」  青年は男を睨みつける。しかし男はうっとりと青年の太ももを撫でながら、ペニスを菊門に擦り付け始めた。 「リオくんとセックスできるなんて考えたこともなかったけど、いやぁ、いい思い出になるよ。しばらくリオくんのことオカズにするから、俺のちんちんよろしくねぇ」  男は言って、青年のやわらかく濡れた菊門にペニスを挿入し始めた。ずっと口をつぐんでいた青年も、男根に尻を犯されてたまらずに声を漏らす。 「あーリオくんの中すごいね。ヒダが舐めてきてたまんないよ。あー、すごい」  男は根元まで挿入しきると、ぶるりと身を震わせて息をついた。青年も荒い息をついて、ふとももをひくひくと痙攣させている。 「おっリオくんも勃起してきたねぇ。さすが、もうちんちん挿れられたら悦んじゃう身体になってるんだねぇ」 「うる……っさい……」  青年は息をつきながら苛立った声でそう言った。しかしその声は揺らいでいて、男を威嚇するにはあまりに頼りなかった。 「リオくん、早く素直になった方がいいよ? リオくん今お尻の穴にちんちん挿れられて勃起しちゃってるんだから、身体はもう女の子になる準備できてるんだよ。これからお尻ズボズボされたらとっても気持ちよくなっちゃうってわかってるでしょ?」  青年は男を睨みつけたが、その目はすでに潤んでいた。整った顔に熱を帯びつつあるその表情は、男の劣情を煽ることしかしなかった。 「すっごく可愛くてかわいそうでたまんないなぁ。こんな格好で縛られて男に犯されて気持ちよくなっちゃうなんて考えたこともなかったよね? でもリオくんはこれからちんちんが大好きなメスになんないといけないから、おじさん頑張ってリオくんのお尻の穴は性器なんだって教えてあげるね」  男はそう言うと腰を引いて、水音を立てて青年の尻を再度貫いた。青年の喉から、ヒイ、と高い声が漏れる。 「そうそう、しっかり鳴いてねリオくん」 「あっ……あっあっやめっうあっ……!」  拘束されて抵抗しようもない青年を、男はじゅぷじゅぷと卑猥な音を立てて犯した。そうしながら青年のつんと立った乳首を男がつまむと、青年はびくりと身を震わせる。 「あー、乳首も開発済なんだねぇ。お品書きに載るんだからそりゃそうか」 「な、なっに……ああっやああっ!」 「リオくん今自分がなんでこうしてるか忘れちゃったの? いつどこでだれのちんぽ挿れられても悦んじゃう立派なメスになるために、頑張ってお尻に色んなちんぽ挿れてるんでしょ?」 「そ、そんなの……ああっしてなっ……!」 「嘘ついちゃだめだよ。リオくんがもうどんなちんぽ挿れられても大丈夫な身体になったから、こうやって俺にお尻ズボズボされてるんでしょ? 試食メニューにリオくんが載ってなかったら、俺がリオくんとセックスなんてできるわけないんだから」  はあ、最高、と男はうっとりと呟いて、青年の硬くなって震えているペニスを見下ろした。 「リオくんのちんちん、ぴくぴくして射精したそうだねぇ。でもリオくんはもう女の子になるんだから、穴に突っ込まれてイかないとだよね」  いやだ、と青年は言って首を振ったが、その声はもう涙に濡れていた。 「は、はやくイケよぉ……っ!」  荒い息の合間に青年は言う。きつく寄せられた眉根はひどく切なげだった。 「ん? リオくんイキたくないの? それともおじさんと一緒にイキたいのかな?」 「あうっ……あっ……さ、さっさとイッて、出てけよぉ……!」 「お客さんに向かって出てけなんて悪い子だなぁ。そんなだからメス調教されてるのかな? リオくんはここで調教が済んだらどうするの? ゲイビに転身するのかな? それとも風俗? セレブの性奴隷になったらもうリオくんに会えなくなっちゃうなぁ。枕営業専門で復帰したりしないの?」  男は饒舌にしゃべりながら、間断なく青年の尻をズンズンと突き続けていた。青年はもはや喘ぎをこらえられずに、涙混じりの声を上げ続けている。 「もうやっ……もうやめっ……あっやめぇ……!」 「イイ顔してるよリオくん。お尻犯されるの気持ちいいんだねぇ。何がお尻の奥まで入ってるかわかってる? おじさんの勃起ちんぽだよ。今日はゴムつけてるけど、ゴムしてなかったらリオくんの奥に精子びゅーびゅーして子作りしちゃうんだよ」 「な、に言って……っ」 「だってリオくんはメスになるんだから、セックスして種付けされたら赤ちゃんできちゃうでしょ? メスになるまではここから出られないんだし、しっかりメスの自覚持とうね」  青年はきつく眉を寄せて涙をこぼした。唇は喘ぎに震えている。青年を苛んでいるのが屈辱や怒りだけではないのは、青年の下腹部を見れば明らかだった。 「リオくん、おちんちんから何か出てるよ? ちょっと濁ってる気もするけど、リオくんはメスだから精子なんか出さないよねぇ」 「あっ、うっ……あっもう動かっ……あっあっあっ……!」 「どうしたの? お尻の中勃起ちんぽでゴシゴシされてイキそうなの? やっぱりこの穴はもうリオくんの性器だったんだねぇ」 「い、いや、もうはやくぬいて……っ! あああだめだめいやだぁぁぁ……!」  青年は首を振って涙を散らす。男はにやにやと薄く笑いながら、ばっちゅばっちゅと派手な音を立てて青年を犯すことを楽しんでいた。 「あーっ! あーっやめああああっんっあっあーっ……!」  青年はびくびくとペニスを跳ねさせ、脚を痙攣させて、断続的に射精した。激しく締め付けているであろう内部に男はペニスをねじこむようにしながら、その腰をぶるぶると震わせる。 「い、うっ……うあっ……ああぁ……」  もはや抵抗する意志を失ったような青年の唇からは泣き声とも喘ぎ声ともつかぬ声が漏れ、涙に濡れた頬からは雫がぽつぽつと床に落ちた。  青年をいたぶって満足したらしい男は大きく息をつきながらペニスを引き抜き、ゴムを外して青年の目の前で揺らしてみせた。 「リオくんの性器にこんなに精子搾られちゃったよ。リオくんもおちんちんから何か出ちゃったみたいだけど、お漏らしかな? 我慢できなかったんだねぇ」  ひぐ、としゃくり上げて、青年はもう何も言わなかった。全身の拘束は、蹂躙された痕も生々しい身体を隠すことも許さずに青年を辱めていた。 「ああ、すっごくいい思い出ができたよ。リオくんの中のヒダヒダ忘れらんないなぁ。帰ったらリオくんのコンサート映像でシコるね。それじゃあ、リオくんもメス調教がんばって、早くちんぽなしじゃ生きていけない身体になってね」  そう言って男は青年を残して部屋を出ていく。青年は散々に責め立てられた菊門をひくつかせ、身体を震わせてすすり泣いていた。 

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