127 / 306
第六話 サキとアヤヒサ。
命じられなければただのガラクタ。
出来損ないのロボット。
冷たい鉄製の無機物。それが私。
さぁ、便利に使って、飽きたら壊して。
あなたに利用されるのならば本望だ。さぁ。こんなに素敵な生はない。
ただ一つわがままを言えるのなら。
私を壊す手は、あなたの手がいい。
私の死因は、あなたがいい。
──理久 。
ともだちにシェアしよう!
fujossyは18歳以上の方を対象とした、無料のBL作品投稿サイトです。
127 / 306
ともだちにシェアしよう!