148 / 306

第七話 キョースケと愛し方。

 どうやって彼に普通の恋愛観を教えればいいのか、俺には皆目見当もつかない。  普通って誰基準だよ、とケラケラ笑う様がかんたんに目に浮かぶから、頭を抱えてため息を吐くばかり。  ただわかることが、ひとつある。  救われた俺は……救いたいのだ。  ──今日助。

ともだちにシェアしよう!