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第14話

「っ、ん。霧矢、く、ん……」  キスをすると、詩音はすぐに応えてきた。  細い舌を差し出し、絡めて甘い唾液を寄こしてきた。 「は、あぁ。んっ、んっ、ふぅ、ん……」  キスは次第に熱を帯び、詩音の浴衣を乱してゆく。  大きくはだけられた掛衿からのぞく肩が、艶めかしい。  衿下から伸びる素足が、扇情的だ。  ここまで来ると、霧矢も腹をくくった。  詩音の浴衣の帯を解き、その裸身をダウンライトの下にさらした。

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