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「よお〜入れ入れ」
「二人ともおっは〜」
「金条くん!こんにちは!調子はどうですか?」
「お二人共、こんにちは!元気です!」
鍵を開けると勝手知ったるようにスリッパを履きズカズカ入ってくる二人。早野さんに関してはお出迎えした黒川さんガン無視で俺の方に駆けてくる。俺より身長高いのにちょっと可愛いと思っちゃった…
「はい華くんお土産〜このケーキ美味いんだよ。あ、甘い物は好き?大丈夫かな?」
白林さんから差し出されたのは黒い箱。ケーキって言ったけど普通ケーキの箱って白じゃないの?絶対高いやつじゃん。ケーキは好きな食べ物ランキング2位に入るくらい好きだから嬉しくて頬が緩む
「わぁー!大好きです…ありがとうございます!」
「おうおう今から食べよう!廉〜皿出して〜」
「お前らなぁ〜…座ってろ」
「わ〜い!華くん行こ〜」
小さくため息をつきキッチンへ向かう黒川さん
俺と優斗さんと早野さんの三人はテーブルに着席してどのケーキを食べるか選んだ
「「「「いただきま〜す」」」」
ぱちんと手を合わせ豪快にミルフィーユを食べる優斗さん
男らしいけど綺麗でイメージ通り。早野さんは抹茶のロールケーキを綺麗に切って食べている、可愛い…!
黒川さんの前にはガトーショコラがあるけどまだ食べてない。食べないのかな?
「お前これも食え」
「「え?」」
そう言って隣からガトーショコラが乗ったお皿を俺の前にずらす黒川さんに俺と優斗さんの声がハモる
「いいんですか?」
「もう少し太れ。抱き心地が悪い」
「サイテーですね」
俺のケーキはベリー系のタルト。もしかしてこっちの方が好きだったかな?と心配して損した。ただの変態オヤジじゃん…。でも大好きなケーキが二つになって嬉しいので遠慮なく貰うことにした。
「金条くん!食べ終わったら僕と二人でお話ししませんか?」
「え?はい」
ワクワク!と効果音がつきそうな笑顔で提案してきた早野さん。白林さんと黒川さんは?と思ったけど二人は待ってるという事になった
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