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それから五日間くらい華のフェロモンに誘発されて狂ったように抱き潰した。 オメガのヒートは大体一週間くらいと聞いていたが隣で眠っている華にしては長かった方だと思う。 「…まつ毛長……」 こいつは寝てても可愛いなんて月並みな事を考えながら華の頬を撫でたり触れるだけのキスを繰り返しているとゆっくりと瞼が上がり茶色の瞳と目が合う。 「おはよう」 「…おはようございます」 髪にキスすると控えめに、微かに口の両端が上がる。 また表情筋は硬めに戻ってしまったらしいが機嫌は悪くなさそうだ。 いつもだったら真顔の時も笑ってる時もそんなに表情は変わらなくて、俺からしたら分かりづらいがここ五日間は表情豊かで可愛かった。 「もう何とも無いか?」 華は小さく頷いてキョロキョロしだす。 「…お、俺、あっ今日って何日ですか?」 「23日」 スマホの画面を見せて教えてやるとサァっと青ざめていく華。口を鯉みたいにパクパクしてるのも可愛い。 「…五日間くらいですか?」 「だな」 「もしかしてその間ずっと一緒に居たんですか?!」 「あぁ、当たり前だろ」 それに頷くと華は何を思ったか、急にずりずりとベッドの端まで移動して、ビタン!と音を立てながら降りた。 まぁ体が痛そうだから降りるというか落ちるの方が正しいが。 「何してる」 「ごめんなさい!すぐ帰ります!」 「は?」 「体は大丈夫です!正臣さんからのプレゼントに服入ってますよね。それ着て送ってもらいます!」 そう言い素っ裸のまま部屋の隅までまたずりずりと移動して、紙袋の中身を漁っている。大変悩ましい格好だ。 その横顔は何かを思い詰めているようで、儚く消えてしまいそうで、思わず俺もベッドから降りて華を後ろから抱き締めた。

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