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第64話(マイク)

ブライアンはどこまで本気なんだろうか? 事あるごとに口説かれてるし。彼は何度断っても諦めない。 それに俺とブライアンは会った事があるらしい。 正直、ブライアンはスティーブに負けず劣らずの長身でイケメンでマッチョ。豪胆で、愉快な性格。 一度会ったら忘れそうにないのに。 スティーブの部屋に戻って、ベッドへ飛び込んだ。 フワッとスティーブの甘い香水の香りがした。 「任務最優先か、、、」 ブライアンはソレが嫌でWIAを辞めた。 俺が思っている以上に、WIAで働く事は、、、スーパーヒーローでいる事は、自分を犠牲にしなくてはいけないのかもしれない。 「スティーブ、今何してるんだろ?」 普通の人間には分からない。 急激にスティーブとの距離を感じた。

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