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第46話
アナルを揉むようにやわらかく触れられながらキスをしていると、早く長岡の大きくてアツいのが欲しいと下っ腹がジクジクしはじめる。
舌を絡ませるえっちぃキスだけでもたまらないのに光る湯船や雰囲気がいやらし過ぎるんだ。
それに、長岡の色気が凄い。
どんどんソコに血液が溜まっていく。
「……っぁ」
更に上顎を舐められ、あさましい身体はセックスを期待している。
もう止まらない。
止め方も分からない。
長岡に溺れる。
「逃げんなよ」
こんなの、感じない方が無理だ。
大きな手が後頭部に回って貪る様なキスをする。
好き勝手動いていた舌が唾液を掬い、長岡の喉が鳴った。
息が出来なくてクラクラする。
いやらしくてクラクラする。
捕食されたい。
目をキツく瞑りそれに堪えるしか出来ない。
「…っ」
お湯はあたたかいのに鳥肌がたつ。
寒いからではなく快感からでだ。
粘膜が触れ合うだけなのにこんなに気持ち良くて興奮するなんて学校じゃ教えてくれない。
それどころか、まともな性教育も日本は濁す。
こんなにしあわせになれるのに。
こんなに生きていて良かったと思える行為なのに。
湯が溢れてもお構いなしに三条を貪り求める。
そんな独占欲をみせられ嬉しくない筈がない。
「……ん、ん゙」
長岡に腰を抱かれ、陰茎が腹に擦れた刺激に足の力が抜けた。
とうとう長岡の足の上に腰をおろしてしまう。
同時に離れた唇から唾液が垂れた。
「おい、大丈夫かよ。
ちんこ擦れて感じちゃったか」
「……っ!?」
「敏感だもんな」
更にぐいっと抱き寄せられると半勃ちのソレが長岡のモノに触れた。
触れ合うだけの可愛い刺激なのに、たったそれだけの刺激でアナルがきゅぅっと締まってしまう。
これが欲しいと身体が反応している。
「これ…」
「このまま兜合わせすんのも気持ちよさそ。
どうする。
するか?」
「……逆上せます、」
「じゃあ、キスは」
媚びるような視線と上気した肌。
求める答えを誘導するように唇を撫でる指を食めば長岡はより一層色っぽく微笑んだ。
「したい、です…」
「俺もしてぇな」
近付いてくる顔の艶やかさに本当に逆上せそうだ。
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