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第74話
おまけ
「遥登、あそこからゴム買ってきてくれるか」
「ご、む…」
「そう。
コンドーム」
コンドーム。
別に、恥ずかしいものではない。
大切なものだ。
解っている。
解っている…けど、改めて言葉にされると恥ずかしい。
だって、避妊具を使わないという事はただ快楽の為にセックスをすると思ってしまう。
子孫を残すという生き物の本能の行為ではなく、ただ気持ちが良いからすると言っている様なものだ。
「これじゃサイズキツいから頼むよ」
長岡はさっき手にしたゴムを指差した。
サイズがキツい…
そっか、正宗さんのおっきいから
のそりと半身を起こすと踏ん張りの効かない身体で床に足を付ける。
「ぁ……」
立ち上がるとアナからどろりと白濁が垂れてきた。
脚を伝い視界に入ったソレ。
部屋に敷かれたカーペットに今にも染みを作りそうだ。
棒切れみたいな脚を震わせる姿に長岡の加虐心は擽られるばかり。
「精液垂れてんぞ」
「……うご、け…ません」
「やぁらしい染み作ったらどうすんだ。
舐めて掃除でもしてぇのか」
なめ、る……
舐めて掃除をするなんて、犬みたいだ。
「あーあ、すっかり発情したやぁらしい顔して。
そんなに想像すんの好きかよ。
妬けんな」
後ろから伸びてきた腕が肩を抱いた。
素肌と素肌の触合いに精液を垂らす後孔がきゅぅっと絞まる。
項にキスを落とされる。
「じゃ、一緒に行くか」
ゾクリとする怪しい目に、またアナルから精液が垂れた。
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