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第五章・4
「う、うぅ。ひっく。ぅう、んんぅ……」
「泣かないで。初めてにしては、上出来だ」
今夜は、ここまで。
そう言う誠に、露希は情けないやら申し訳ないやら。
悲しい気持ちで、いっぱいだった。
僕、誠さんの役に立ちたいのに。
優しくしてくれる誠さんのために、がんばりたいのに!
「ご褒美をあげるから、もう泣かない」
「え? ご褒美?」
ぐん、と誠の腰が露希を突き上げてきた。
「ひ、あぁあ! はぁ、ん! っや、あぁあ!」
「あぁ、確かに外山さんのおっしゃるとおりだ。いい身体してる」
何度も何度も突き上げながら、誠は露希の内の味を堪能した。
絡みつく内壁、収縮する腸壁、呑み込もうとしたかと思えば、押し出そうとする蠕動。
どれも絶品だ。
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