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第六章・5
小さい頃から、義父にしつけという名の暴力を受け続けてきたこと。
母は、義父のいいなりに、食事を満足に与えてくれなかったこと。
小学生になり、周りの子より一回りも痩せた体格と、身体に残る痣を不審に思った養護教諭のおかげで虐待が発覚し、露希は施設に入ることになった。
「でもね、そこのお兄さんが僕を犯したんだ」
夜な夜な、露希のベッドに潜り込んでくる年上の入所者がいた。
始めのうちは、身体を触るくらいで済んでいたが、やがて彼は露希の性器や後蕾に手を這わせ始めた。
まだ幼かった露希は、自分が何をされているのか解らなかったので、そのまま放っておいた。
大人しい露希に、少年はどんどん過激になって行った。
露希に、自分のペニスを擦らせたり、咥えさせたりすることもあった。
そして。
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