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第七章・7

「露希、フリーフォールよりスリルのある事、しようか」 「何、それ! やりたい!」  お茶を済ませて、誠は露希を誘った。  正直、もう絶叫マシンには乗りたくない。  露希の手を取り、誠は観覧車へ向かった。 「え~、観覧車? ただ高いところへ昇るだけじゃん」 「ただの観覧車じゃないぞ」  露希にレストルームでスキンを着けさせ、不審に思う彼をゴンドラへ押し込んだ。 「さ、始まり始まり」  ゴンドラが動き始めると同時に、誠は露希のジーンズをずらすと自分の膝へ座らせた。  以前バスルームでやった時と逆の、背面座位だ。 「や。誠さん、まさか」 「その、まさかだ」  誠は後ろから露希を抱きすくめ、貫いた。

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