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第七章・9
「あ、もう。ダ、メ……。誠さん、……ッ!」
ゴンドラが頂上に届くまでに、露希は二度もイかされた。
「露希、こっちを向いて」
誠の言葉に、露希は痺れた思考のまま振り向いた。
そこで渡されたのは、優しいキス。
そして、露希の体内に待ち望んだ誠の精が注がれてきた。
「……ッ!」
キスで唇を塞がれているので、声が出せない。
外に出せない悲鳴は露希の全身を巡り、身体中を震わせた。
「っふ、く。んッ、んッ、んうぅ!」
「……」
長い射精に、露希は睫毛を伏せて耐えた。
激しい快感に、のぼせ上りながら堪えた。
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