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第6話

2人で過ごすクリスマス。 初めてのクリスマス。 これから先もずっと2人で幸せなクリスマスを迎えれたら俺はそれだけで何もいらない。 そう思える大切な人にめぐり合えたからだ。 隣で嬉しそうにシフォンケーキを食べている大輝の笑顔があればそれだけでいい。 ほんの小さな俺の願いだ。 「大輝の作ったシフォンケーキ凄く美味しい。」 「本当に!嬉しいよ。じゃあ、毎年クリスマスはシフォンケーキにしようね。」 「そうだな、2人の思い出のシフォンケーキ。」 「うん。これからは2人の思い出のシフォンケーキになるんだね。」 幸せそうに笑う大輝の横で俺はシフォンケーキを一口食べた。 やっぱりどんな贈り物より大輝の笑顔が俺にとっては最高の贈り物だよ。

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