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第6話

「やめろ!離せっ!」 担がれた俺は近くのソファに降ろされた。 そこで肩を抑えられキスの嵐が降ってくる。 「ンッ…フッ…ンンッ…」 「だーかーら、口開けようね?」 「ンー!…ぁっ…ンク…」 また鼻を摘まれさっきの二の舞だ。 ちょっとでも身を捩るとそれ以上の力が肩にのしかかる。 でも素直に流される訳にはいかない。 手は後ろで拘束されてるから動かせない。 ならば足だ! 俺は足で若の腹辺りを蹴飛ばそうとした。 だが、若の腹に届くよりも先に足首を掴まれてしまった。 「はぁ、俺のペットちゃんは行儀が悪いなぁ。これも躾ていかないとね」 「誰がペットだよ!手と足離せっ!」 「はいはい、落ち着いて」 またキスだ。 回数を重ねる事に重いキスになってきている。 しかもなんかうまいし… 頭がぼーっとしてくる。 カチャカチャと音がして俺の思考が戻ってきた。 あわてて下を見ると… 「おい!何してんだよ!やめろ!」 男は俺のベルトに手をかけていた。 外されないように抵抗したが、手が使えなく足も掴まれている為あっさりと脱がされてしまった。 ここまで来ると男の俺でも焦ってくる。 スボンが脱がされてやることなんか1つしかない。 「本当に!やめろ!まじで!」 「はいはい、これからお楽しみタイムだね」 若はまたお得意の笑みを浮かべている。

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