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第76話

匡side はぁ…はぁ… 息を整えているとさっきまでは聞こえていたセイの吐息が聞こえないことに気がついた。 「セイ…?」 前にいるセイに話かけるが返事はない。 顔をみると赤くてくてっとしており、息が浅い。 気絶か? いや、これはのぼせたか…? 元から1人先に浸かってたし、更に10分くらい寝てたからな… のぼせても納得だ。 本当はもう1ラウンドしたかったけど… まぁ、仕方ない。 スマホの為とはいえ、自分から俺にキスしてくれて手作り料理まで作ってくれた。 もう新婚さんのすることじゃ…? 俺のセイはやること全てが可愛い 恥ずかしがってるのも可愛いし何かに一生懸命なのも可愛い。 しかもこの寝顔! 可愛いすぎだろ。 とりあえず、ベッドに運ぶか… 俺はセイを抱き抱え、風呂から出た。 風邪を引くと行けないのでいつものもこもこパジャマを着せ椅子に座らせる。 そのまま優しい手つきでドライヤーを使い頭を乾かした。 セイをベッドに運び、自分も頭を乾かす。 あー、スマホやらないとな。 前にセイが使っていたスマホももちろん取ってある。 でもこれを返したら友達とかに連絡とるよな? それで逃げられたら困るしな… まぁ、逃げる気はないようだけど。 てか、新しく買えば良くね? 確か最新の機種が発売されてたはず… その夜早速俺はスマホを注文した。 匡sideend

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