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第162話

眠れねぇ〜… いつもより早くベッドに入ったけどいつもと変わらない時間になってきた。 早く寝る予定だったのになぁ… このベッドのせいだ。 このベッドはいつも匡と一緒に寝てるベッド。 今日は真ん中で寝てるけど明日は匡側で寝ようかな。 コチコチと時計の針が進む音が聞こえる。 響き過ぎ… いつも気にならないことが気になって… あーもう! 早く帰って来いよ!! ーーーー ーーーーーー 「おはよぉ…」 「はよ、死にそうじゃん」 「隈すげーよ」 「うん、寝れなくて…」 「辛かったら保健室行けよ」 「さんきゅ」 次の日学校に行くとみんなから隈を指摘される。 そんなに酷いか? 初日からこんなだったら3日後はどうなることやら… 今日は体育もないのでダラダラと授業を受け… と言うか、ほぼ居眠りしてたな…w 「セイ、今日俺バイトないから家くる?」 「いや、今日は帰って寝る」 「そーか、隈酷いもんな。よく寝ろよ」 「おー」 帰り際に光輝に誘われたが、断った。 多分この調子じゃ、光輝が居ても夜寝れそうにない。 それなら家で匡の匂いのするベッドに寝転がってたい。 …うわぁ、変態臭いw でも事実だからな…

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