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第163話
3日目、今日の夜に帰って来るらしい。
メールには12時越えそうだから先に寝ててと書いてあった。
…多分俺寝れないから起きて待ってよ。
匡びっくりするかなぁ?
俺は布団に入り、匡が帰って来るのを待つ。
時間は12時を過ぎ、まだかまだかと匡の帰りを待ちわびていた。
帰って来ず、連絡もない。
車で寝てるのか…?
それなら連絡がなくても仕方ない。
…
……おっそい!
まだか!!
もう3時だぞ!そろそろ帰って来ても良くない?
「ふわぁ…眠くなってきたな…」
昨日までは寝たくても寝れなかったのに、今日は眠い…
体育あったからなぁ…
明日は特に重要な授業なかったから最悪授業中に寝ればいーし!
もう少し待とう!
その気持ちとは裏腹に、待っても待っても匡は帰って来なかった。
そのうち眠気の限界が来て、気づかない内に寝てしまった。
ー
ーーー
ーーーー
翌朝、眩しい日差しで目が覚めた。
はっ!俺寝てた!?
匡は!?
横を見るけど匡の姿はない。
「匡〜?帰ってきてる??」
呼びかけながら家を歩くが返事はない。
「帰って…ない…?」
メールが来てるかもとベッドルームに戻り、確認する。
"ごめん、あと一週間は帰れそうにない。"
はぁ…、まだ会えないのか…
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