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第235話
「あ"ぁー、声が…」
「はい、水」
「ありがと」
あの後散々ヤり、無事声が潰れました…
腰も痛いが…
てゆーか、夕方…?
「スタジオ何時まで?」
「明日まで借りてるよ。ここ泊まれるけどどーする?」
「んー、帰ろ」
他の人がAV撮った部屋で寝るのはちょっと…
んーと今日に向かって手を伸ばす。
そのまま引き上げてくれてダルい身体を動かす。
「うわ、服あっちのスタジオだ。匡取ってきてぇ」
「あー、メイド服着る?ちょっと付いてるけど」
「うるさい!取ってきて!」
「はいはい」
裸で廊下を歩く勇気はないので既に着替え終えてる匡に取ってきてもらう事にした。
メイド服…うん、着れないね。
ナニがとは言わないけどスカートの裏側にベッタリ付いてるね。
「はい、服。」
「さんきゅ」
「メイド服着てくれてもいーよ?」
「無理だろ」
…やっぱりフリフリ好きなのかな?
もぞもぞと着替えながら思ってしまう。
「ねー、匡フリフリ好きなの?」
「え?」
「それとも女の子が好き?」
「え?俺が好きなのセイだけど?」
「だって女の子の服着せたがるから…そっちの方がいいのかなって」
思い切って聞いてみた。
考えてるようでまだ返事は帰って来ない。
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