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第264話

「赤城さん、行きたい場所あります?」 「俺の事は気にせず、セイさんの行きたい場所で大丈夫ッス!」 んー…行きたい場所かぁ〜なんかあるかなぁ 行きたい場所は匡と行ったし、最終日にも行くと思うんだよね… んー、んー…ない…? 「ないなら旅館の近くの露店回ります?確か裏に長く続いてたッス!」 「じゃあそこで!」 悩んでいたら赤城さんが提案してくれた。 露店とか楽しそう! 近くだし、お金もそんなにいらないという事で匡から預かったお金とスマホを持って向かった。 ー ーー ーーー 「わぁ!すごい!」 思ったよりも賑わって居て、ちょっとしたお祭り見たいになっていた。 お土産や食べ物、沢山の物が並んで居た。 「匡何食べる!?あっち行く?」 ちょっとテンションが上がって先へと促す。 つい匡と呼んでしまって、我にかえる。 「あっ、ごめん。赤城さんでしたね…」 「いえっ、なんかすいません?」 赤城さんも赤城さんでどうしていいのか分からず苦笑いだ。 ここも時間があったら匡と来たいな… まずは今日楽しんでリサーチしておこう! 「俺このみたらし団子食べたいです!赤城さんもどうですか?」 「食べるっす!ちょっと俺、若に電話して来るんで纏めて買ってて貰っていいっすか?」 「分かりました!」 俺とどこへ出かけて何をするのか報告が必要らしい… 匡って独占欲強くて心配性すぎるよね

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