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第267話
「何見つめてん…はっ、惚れたっ?いやーん!」
「違います!」
ノリも良いらしい…
これは酔ったらめんどくさいタイプな気がする…
「あの…ちょっと電話かメールしても良いですか…?」
「ん?ええよ〜」
「ありがとうございます」
結局赤城さんとはぐれたままだし…
連絡しておかないと心配させちゃう…
とりあえず、メールしよう。
しばらく待って返信がなかったら電話しよう!
ちょっと色々あって、かき氷屋さんにいます。
これでいいかな?男の人の名前も分からないし…
聞かれたら答えよう。…送信っと
「大丈夫?」
「はい、大丈夫です。」
男の人は俺がメールをしている間待っててくれたらしい。
「なぁー、兄ちゃんの名前教えてぇや」
「あー、聖也です。あなたは?」
「聖也くんかぁ、似合っとう。俺は廉言うねん、よろしゅう!」
廉さんが右手を差し出してきたので俺も差し出し握手をした。
そして上下にぶんぶん振っている。
こんなに振る…?
「お待ち〜!いちごと抹茶ね」
「ありがとうございます!」
ふわふわのかき氷屋が運ばれてきて、俺と廉さんは手を話した。
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