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第4話:俺の存在はつまりお前の愛の裏切りを意味しているのだから。

パチリ、と目が覚めた。 敦祢さんと繋がれていた手を解いて、重たい体を起こして歩けば腰の痛みに三歩も進めずその場に膝をついてしまう。 どろり、と胎内から吸収出来るはずもない異物が嘲笑うかのように太腿をつたった。 「……ああ、そう」 一生愛すって。言ったのに。誓ったんじゃなかったのか。 俺の先祖は酷い男だったらしい。 とんだ嘘つき。酷い裏切り。 沢山貰えた子種を吸収してくれる器官が存在しない腹を撫でて、涙を零した。 起きる前に泣き止まなければならない。起きたら、上手く笑えないかもしれないけれど笑って「おはよう」と言ってあげなければ。 いつか、この男が俺を裏切る日まで

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