「うっん、はぁ……陽……っみてる？」 ソファに座っている黒田の膝の上に跨り、見やすい角度でペニスを握って自慰をする。 快楽に弱い体質になったのかすぐに濡れてきて、お腹の方にまで汁が垂れている。熟知している気持ちの良いところ摩って、もうすぐ出るというところで根元を男らしい手が伸びてきた。 「なん…で？いかせて？」 「まだだめ。我慢して。悠ちゃんはお利口だからできるよね？」 馬鹿にした態度に怒りたくなるが、こういうときに怒らせたらまずい。過去に反発して意識を失うまでセックスをされたから大人しく従う以外の選択肢はない。 黒田はズボンの前だけを下ろし、ボクサーパンツの前を広げる。何度見てもグロい。 しかもギンギンに勃っている。同じ人間とは思えないほどのサイズ。 なんだか自分のものが小さく見えて悲しくなる。 「はーい、じゃあ少し腰浮かしてね」 「いや…！！はっ、……っはぁ！」 腰を持ち上げられて乳首を舐めながら、黒田のカウパー液を使い窪みに指を差し込まれる。 自身のを使うのは黒田が望む最も確率の高い、妊娠をさせるためである。 Ωだったらすぐに妊娠しているだろう。 「あぁっ、っん、う…やぁあ！くっ、んぁ」 「悠ちゃんの中暖かい。俺を待ってたんだね。中がもっとって強請ってるよ。可愛いね 」 首筋を舐められ、乳首は痛いくらいに愛撫され、窪みにも3本も指が入っていてもう気持ち良くて意識を失いそう。 いきたいのに黒田の手が邪魔で射精できない。空イキはできるけど疲れるから嫌だ。 「ねぇ…はぁ、ん、はやく！」 「悠ちゃん、可愛い」 「ゴムだけ……つけてっ！」 「……うん」 口の中を犯され、いつのまにか抜けていた指の代わりに太いものが中に入ってくる。いいところを知り尽くしている黒田は、すぐに一点を目掛けて突いてきた。 「ああ、あっあぁ！！はぁあ！！つ…よい！いっちゃ…ああ！」 「悠」 耳元で優しく名前を呼ばれたあと、やっとペニスが解放された。