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なんとなく学校に慣れ始めた頃 ボクの秘密を家族以外の他者に知られることになる 荒めな音を立てて保健室のドアが開いた とりあえず貧血で倒れたこいつを背負い保健室まできた 隣の席だからってだりー。 真っ青な顔をしたこいつをベットに寝かす。 顔をマジマジとみたの初かも こんな顔してんだ、もしかして綺麗め可愛い? 男とか眼中になかったけど、このレベルなら全然いける 汗でしっとりとした肌、みていて不快そうだ 「は、」 気持ち悪そうだったんでワイシャツのボタンを1個ずつ外し脱がせる 「は?なんだよこれ」 晒された胸元にはシルバーに輝くピアス ニップル?そういう激し目なのが好きなのかこいつ、ありえねー それになんだ皮膚の損傷も激しい 火傷か?にしては傷の数が細かく多すぎる まるで故意的に傷つけられたみたいだ 「う、」 仰向けは気分が悪いのか、少し体を捻り横向きに寝直した 相変わらず顔色は最悪だ 「!」 次の瞬間 ひらりとシャツがはだけ、腰から背中が見えた おいおいマジかよ 背中全面タトゥーかよ、こんな貧弱で陰鬱そうな感じなのに 「マジで何」 ちょっとした興味本位でシャツをぺろんと捲ってみると白っぽい肌に十字架に鎖が絡まってるタトゥーが映り込んできた。 もう色々とギャップの範疇を超えてんだろこれ。 よくみると背中の至る所に赤い点が散らばっている えっ? その赤い点を 無意識に指で触ろうとした瞬間、 「何してるの君」 「え」 ピタッと動きが鈍り、手首に訪れた痛みでようやく掴まれたことに気が付く 人が後ろに立ってたなんて気がつかなかった 手が伸びてきた方を向くとハッとした 「……アンディー・エヴァンス?」 一瞬時が止まった。 それはそれは恐ろしいほどに白い、 雑誌やテレビ、メディアでよく見かける人物が立っていた。でけえ。 真っ赤な瞳で見つめられ身動きが取れない それほどまでにオーラが並ではないのだ 「テオを迎えにきたんだ。」 どいてと俺を押し退け、まるで壊物を扱うような手つきで頬を撫でた後 自身が着ていた上着を被せ、軽々しくこいつを横向きに抱き上げた。 「君、レオ・リーだよね?」 人の無表情がこれほどまでに怖い、と感じたことはあるか。 最近テオの口からよく聞くよ、と一言 どういう状況? 「君の親って国務長官なんだね、教員は頭があがらないはずだよ」 「だったら、なに?」 「別に」 さぞ、いい生活をしてるんだろうね、と。 うぜー。 そんな俺をよそにスタスタと出口の方へ向かっていく 奴の胸には先ほどと変わらず顔色が悪いあいつが死んだように眠っていた。 心なしか表情が安心してるようにもみえた 去り際、何か思いついたのか 「あ、そうそう。後で話があるから、連絡して」 とだけ言い捨て、保健室から出ていった。 いや、電話番号知らねーし 「まじでなに」 つーかアルビノにあったの人生初だわ なんか感じ悪

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