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第103話
「僕が響さんを新垣くんの代わりに支えます」
何やら力強い目で俺を見てくるけど馬鹿じゃないのかな?
勇気の代わりなんているわけないしいらない。
「君には無理だよ」
「なんで」
「勇気の代わりなんているわけないじゃん」
面倒くさいなぁ。平凡君が泣いたってかわいくないんだけど。やっぱり優しくなんてしなきゃよかった。
「予定あるからどいてくれる?」
「いやです」
面倒くさい。本当に。
「勇気の代わりになってどうしたいわけ?」
「響さんの側にいたい」
そういうことか。でもさいらないんだよ。この間までならともかく今はさ特にいらない。勇気がいないから人間関係管理しきれないし
「君はいらない」
あーそんな傷付いた顔してさつまらないね。
だからこういうタイプは嫌いなんだ。
「僕は諦めません」
それだけいうと平凡くんは走ってどっかにいってくれた。
諦めないとか俺には関係ないのにね
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