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【第17話】『閲覧履歴に基づくおすすめ商品』は人物の内面を完全に晒す(4)

「えっ、いやぁ……」  あきらかに引き気味の有夏は、幾ヶ瀬の肩をグイッと押す。  いつまでくっついているんだと、抗議の動作であろう。  幾ヶ瀬はわざとらしく「ハッ!」と息を呑むふりをした。  ようやく自分が有夏にのしかかっていることに気付いた体である。 「有夏……有夏、ね?」 「んだよ、さっさとフロ入れよ」 「有夏、好きだよ」 「ウザ。」  有夏の言うことなど聞いちゃいない。 「ちょっ、幾ヶ瀬?」  有夏が声を荒げる。  僅かな手の動きで短パンと下着をずり下ろされて、うつ伏せに向きを変えられる。  両手でお尻を割り開くと、滾ったモノを押し当てられた。 「有夏、いいでしょ? ね、有夏……」 「えっ、えっ……今? ちょっ、待っ……」  粘膜に湿った感触。  幾ヶ瀬の熱いものが、先走りを垂らしながら押し入ってくる。 「あ……んっ」  腹にかかる圧に、有夏は息を詰まらせた。  無意識に引いた腰を、幾ヶ瀬がつかむ。 「ちょっ、帰るなり愚痴、からのコレ……このダメYouTuberがっ」

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