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第36話「おやくそく」予告

 みなさま、こんにちは。  36話の予告の前ですね、ここらでちょっとしょうもない思い出話を聞いてくださいまし。  今年の冬、ビックリするくらい寒かったせいで、わたくしめは高校のころの修学旅行を思い出したのです。  ええ、それは私にとって悪夢のような2泊3日の記憶でした…。  スキー旅行だったのですが、これがとんでもない大吹雪に見舞われました。  信じられないことに、その吹雪の中でスキーをさせられたのです。  眼前は吹雪で真っ白。  目立つようにと真っ赤なウェアを着せられ、蛍光黄緑の帽子を被せられた我々ですが、お互いの姿もまったく見えず…。  私は平衡感覚を失って前のめりに倒れ、そのまま斜面をツルーっと滑り落ちました。  「よく足折れなかったね」なんて言ってのける先生の胸倉をつかんでやりたいと思ったものです。  かわいそうに、なかには体調を崩して現地の病院に入院した子もいました。  大人になってから仲間内で集まることがあっても、誰ひとりとしてあの悪夢の2泊3日の話題を持ち出そうとはしません。  我々は腹の奥にあの記憶をフツフツと抱えたまま、これからの日々を過ごしてゆくのでしょうか……。  …えっと、何の話でしたっけ?  ああ、明日です! 明日から新しいお話を始めます。  今回はアレです。  ちょっとはイチャイチャさせますぞ! ◆  ◇  ◆  ◇  ◆  ◇ 幾ヶ瀬、壁に向かって何やらブツブツ呟いている。 どうやら悩みがあるようだ。 しかも有夏に関することらしい。 いつものことだって? (そう言われれば身も蓋もないのですが……) でも本日は少々雲ゆきが異なるようで? ◆  ◇  ◆  ◇  ◆  ◇  予告はこんな感じでございます。  あと、アレです。  いつも読みにきてくださってありがとうございます…と、本当なら毎回書きたいところ。例によってこちらの予告ページでまとめてのお礼を言わせてくだされ。  では明日から、例によってのペースで更新してまいります。  

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