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【第42話】お風呂をめぐるあれこれ(表)(8)

 画像を発見(?)してから丸3日──時間がくれば仕事に出かけ、時間になれば帰宅するいつもの毎日の中で、律儀なことにパニックは続いているらしい。 「兵隊さんねぇ。じっくりと見りゃ分かるだろうに…」 「えっ、なにが!?」 「いや、何でも……」  パニックを起こしつつも身にしみついた習性というか、時間がくれば食事をつくってくれるので、有夏としてはひたすらに恩恵を享受している三日間なのである。  食事だけではない。  洗濯も掃除もいつものように完璧だ。  しかし、この数日間で唯一やりきれない点がある。 「だからさ、幾ヶ瀬。いいかげんフロに入れよ」 「いやだ、またその話? だから! 有夏が一緒に入ってくれるんなら入る! じゃなきゃ、俺入んないッ!」 「俺入んないって……」  この3日──この暑い時期の3日間、幾ヶ瀬は風呂に入っていないのだ。  もう一度言う。このクソ暑い時期の3日間、幾ヶ瀬は風呂に入っていないのだ!  1人で風呂に入るのが怖いのだという。  入んない、なんて言い張る。  入んないったら入んない、なんて言い張るのだ。

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