安定を失った帛紗の腰は先程よりも大きく上下左右に揺れて、より深く突き刺さる。 それがまた新たな快感を生む。 「んゃっ、にゃぁぁっ、あんっ、な、つめ、おっきくしないでっ。」 帛紗がエロすぎるせいだ。帛紗の中で俺のものは痛いくらいに膨れ上がり、より帛紗の内壁に密着する。 ひとまず、落ち着けようと、俺も上体を起こして、向かい合って座る形になる。帛紗が俺にもたれ掛かったことで身体が密着する。 首筋に舌を這わせ、両手で後頭部と背中をまさぐる。帛紗がビクビクと反応する度に、すっかり起ち上がった帛紗が俺の腹に擦れる。 はぁっ、はぁっんっ、と細かく息をついて乱れる帛紗が可愛いくて、その綺麗な首筋に思わず強く吸い付いた。 吸い上げたその瞬間、俺の頭を押さえる帛紗の手に力がこもった。痛かったのかもしれないと、吸った所を出来るだけ優しく舐めると帛紗はまた、はぁぁっんっ、と息を漏らして喘いだ。 「帛紗、ごめん、跡ついた。」 唇を離して確認すると、赤く鬱血していた。 帛紗は首を反らして、その跡を見ようとするものの、目視できるはずもなかった。 「……見えない。」 帛紗が不満そうに呟いた。 「帛紗も付けてみる？」 俺が胸元をさらすと、帛紗は嬉々として紅くて可愛い舌を這わせた。チロチロと子猫がミルクを飲む時のように見え隠れする舌が、そうしている帛紗が可愛い。 頭を撫でながら眺めていると、やがてちゅぅぅぅっと吸い付いた。チクリと刺激を感じ、パッと離れた帛紗の顔はプレゼントを待つ子どものように輝いていた。 「見てなつめ！ついた！」 たったそれだけのことで、酷く嬉しそうな帛紗がたまらなく可愛いくて、好きだという気持ちを押さえられない。 見つめ合って、どちらからともなくキスをして、互いに舌を吸いあった。 激しく舌を絡ませあいながら、空いた両手で帛紗の全身を撫でまわす。首から肩、脇、背中、どこに触れても帛紗の肌は滑らかだ。 上から下へと手を這わせ、辿り着いたのはぷるぷると柔らかい手触りの尻だった。 揉んだり持ち上げて落としたり、弄んで楽しんでいると、舌の動きを緩めた帛紗が呆れた目で見つめてきた。 ごまかすように帛紗の口中をいたぶる。歯列をなぞり、舌先を強く吸い上げ、空いた舌下に舌を突き入れる。強くくすぐれば溢れる唾液をじゅるりと吸い上げ、上顎をなぞる。 帛紗の表情がとろんと溶けたのを確認して、再び尻に添えた手を動かす。帛紗の尻孔の俺を咥え混んでいる際の部分を指でなぞった。 刺激を受けて、帛紗の中にある俺の存在を思い出したのか、一度尻孔がキュッと閉じた。 しかしまたすぐに緩み、ぴくりぴくりと煽動をはじめる。俺のものを食むように、しゃぶるようにうねり続ける。 たまらなくなって腰を動かすが、今の体勢ではあまり大きく突くことができない。 「帛紗、」 名前を呼んだだけで、考えていることが伝わったんだろう。帛紗はひとこと、ん、と返事をして、俺の首へ腕を回した。 帛紗を抱き締めるように抱え、そっと仰向けにベッドに下ろす。 俺が上から被さる形になって、帛紗の膝裏を掴み、俺の肩に掛けさせた。