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よん

フラグというものでしょう。分かっていたといえばわかっていたけれどまさか 「ジェイド、私。私は」 「大丈夫。セツは俺が守る」 私がタチなんて、そんな事があるなんて、違う間違いだ。絶対に 「もう一度。もう一度受けさせてください。私じゃない私のはずがない」 「セツ大丈夫。俺がいるから」 なんでかな。思い通りに行かない、私はジェイドと二人で生きていけたらよかったのに。 「セツ様ですね。あなたは今から王宮へと向かい今後の役割を決めていただきます」 「ジェイドと一緒でなければ私は行きません」 「それは難しいですね。彼はネコで、孤児だ。そんなのを王宮にいれるわけにはいかない」 「私も孤児です。」 「しかし、タチだ」 検査官の壮年の男性はジェイドをゴミを見る目で見る。やめてよ。私がここにいるのはジェイドのおかげなんだから。 「どんな条件も受け入れます。ただジェイドだけは私から引き離さないで」 私にも守る力があることを証明したいんだ。

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