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そよそよと……15
◆◆◆◆◆
薬はキスで飲ませて貰った。
「風呂はやめた方がいいかな?」
「大丈夫でしょ?風邪ひいてるわけじゃないもん」
「そっか、だよな」
アキラさんは俺と風呂入るのがどうやら好きみたい。
「んじゃあ、風呂行くか?」
アキラさんは俺を抱き上げる。
お姫様抱っこも初めは照れたけど、慣れてきたな。
あ、そうだ、今日は雅美さんにもお姫様抱っこされたのかな?
だって、部屋で寝てたもん。
うわあ~~、恥ずかしいなあ。
雅美さんにお姫様抱っこされた自分を想像すると恥ずかしい。
そんな事考えている内に風呂場について、アキラさんは俺を降ろすと先に真っ裸になった。
で、俺の服を脱がしてくれる。
まだ、ちょっと恥ずかしいけどさ、手使えないしなあ。
「ユノ、大人しいね。まだ、恥ずかしい?」
そんな事改めて聞かれると、まあ、恥ずかしいよね?
「……ちょっとだけ」
「そうか……じゃあ、下脱がすのは目を瞑った方がいい?」
「………えっ?今更です!!だって、その……あの、フェラとか………あの、後ろとか」
そうだよ、俺、後ろイジられてイッたんだよ!!
ぎゃー、何で今思い出すんだよ!!ばかばか!!
「………それ、誘ってる?」
「えっ?」
誘ってる?………あ、そうかな?たぶん。
「はい」
なんて、答えてしまったよ。
目の前のアキラさんはすげえ、嬉しそうな顔で、俺が履いてるジーンズと下着を脱がせた。
エロい話の後に脱がされるのは恥ずかしい。
アキラさんと一緒に浴室に入る。
椅子に座らせて貰ってシャワーをかけてもらう。
で、ボディソープを手にしたアキラさんは俺の後ろに回り、泡立てたボディスポンジで俺の身体を洗い始める。
くすぐったい。
泡が気持ちよくて、アキラさんに身を預けていると、スポンジを何故か置くアキラさん。
あれ?もう終わり?って思ってたら手のひらが下半身へ伸びてきた。
ビックリしてアキラさんの方を振り向くと、
「ユノ、気持ち良くしてあげるから足開いて」
と言われた。
気持ちよく?
俺は言われた通りに足をひらいた。
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