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そよそよと……17

気持ち良すぎて力入らない。 そんな事ってあるんだ…… 俺は荒く息を吐いてアキラさんの腕の中。 この後、どうすれば良いのか考えられなくなってる俺。 「湯船浸かろう」 アキラさんは俺を抱っこして湯船に浸かる。 「寄りかかって良かよ」 膝の上で俺はウトウトしそう……お湯も気持ちいいし、さっきのも気持ち良かった。 本番はもっと気持ち良いのかな? アキラさんのおっきいのがお尻に……入るの? 指は入ったけど、アキラさんのはおっきい……アレが…… 「ユノ?」 名前を呼ばれたけれど、返事を返せずに瞼を閉じた。 ◆◆◆◆◆ フワフワした感触と頭に温かい風があたる感触。 それとゴオーッと音が聞こえてきた。 何の音?と目を開けるとさっきまで居た浴室の天井じゃなくなっていて、リビングの天井? あれ? なんで?と周りを見ていると視界にアキラさんが現れた。 「アキラさん……俺どうしたんですか?」 「寝ちゃったんだよ……疲れさせちゃったみたいでごめん」 俺を覗き込むアキラさんは申し訳ないような表情。 「運んで貰ったんですか?すみません」 「髪乾かしてからベッドに連れて行こうかとしよったとけどな」 アキラさんの説明で温かい風と音の正体が何か分かった。 ドライヤーか。 起き上がると俺は自分の服じゃないのを着ている。 「これ?」 「彼シャツってヤツたい!1度着せたかったと!」 「彼シャツ?」 確かに着ているシャツはブカブカで……アキラさんの香が少しした。 じゃあ、アキラさんのシャツか…… 俺はアキラさんのシャツ1枚……んん?1枚? 起き上がるとお尻に直接感じる布の感触がするから下着は? 「あ、アキラさん俺パンツはいてない?」 「シャツだけだよ」 マジか!!!! 「ぱ、パンツください!」 「寒い?」 えっ?寒いって感覚にとられちゃうの? 「は、恥ずかしい」 「どうせ寝るだけじゃん?」 そ、そうだけど……ノーパンは初めてで恥ずかしい。 「ユノ……顔赤いね」 アキラさんの手が額に伸びる。 「あか、赤いのは熱じゃないですよ!!ノーパンとか俺、初めてて恥ずかしいと!」 アキラさんは俺の言葉に笑いだした。 「すげえ大胆な事言ってくるくせに可愛い」 アキラさんは笑いながら俺の髪をくしゃくしゃと撫でる。 「だ、だって……彼シャツとかも初めてだし」 そーたい!彼シャツとか初めてやん!! ノーパンもだけど。 「そっか、そっか、ユノ可愛かよ」 今度は両手で頭をくしゃくしゃとして笑うアキラさん。 そんなに笑うとこ? 「また、ユノの初めてゲットやな俺」 アキラさんは嬉しそうだ。そんな嬉しそうな顔を見てしまったから、ノーパンでもいいかな?とか思ってしまった。 「本当にユノは可愛かよ……我慢出来んかもしれん」 アキラさんはそう言うと俺にキスしてきた。 アキラさんのキス……気持ち良くて好き。 俺は目を閉じてアキラさんのキスを受け入れる。 舌が何時ものように入ってきて絡んでくるのも好き…… 初めてキスした時は何も感じなかったと思う。 ヌルヌルしたものが絡んできた感触は分かったけれど、それが次第に気持ち良くなるとか思ってもみなかったし。 アキラさんのキスは結構長く続いた。 そんなにキスが長いと身体が熱くなってくるよ……アキラさん。 アキラさんの呼吸は荒い。 ゲイビの男優さんみたいな息遣い。 これは興奮してるの? 前もアキラさん息遣いが荒くなって……でも、途中で止めた……。 あの時みたいな荒い息。 「アキラさん……すると?」 思わずだよ、思わず聞いてしまった!言葉にして恥ずかしくなった。 アキラさんは俺を見つめてきて、「したい」と答えた。 頷くしかないよね?俺…… 俺は頷いた。 アキラさんは起き上がり俺を抱き上げた。 そうだ、ここってリビングのソファーの上だった。 アキラさんは俺を抱いたまま寝室へ。 そして、ベッドに下ろされた。 「なるべく負担かけないようにするから」 アキラさんは元々裸族で下着1枚だった。 その下着を俺の目の前で脱いだ。 アキラさんの身体は綺麗だ。 細マッチョ的な身体と股間は…… めっちゃデカイ!!! アキラさんのチンコが大きくなって俺の目の前に…… ちょっとビビる。 アキラさんが俺に覆いかぶさってきた。

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