65 / 133
そよそよと……17
気持ち良すぎて力入らない。
そんな事ってあるんだ……
俺は荒く息を吐いてアキラさんの腕の中。
この後、どうすれば良いのか考えられなくなってる俺。
「湯船浸かろう」
アキラさんは俺を抱っこして湯船に浸かる。
「寄りかかって良かよ」
膝の上で俺はウトウトしそう……お湯も気持ちいいし、さっきのも気持ち良かった。
本番はもっと気持ち良いのかな?
アキラさんのおっきいのがお尻に……入るの?
指は入ったけど、アキラさんのはおっきい……アレが……
「ユノ?」
名前を呼ばれたけれど、返事を返せずに瞼を閉じた。
◆◆◆◆◆
フワフワした感触と頭に温かい風があたる感触。
それとゴオーッと音が聞こえてきた。
何の音?と目を開けるとさっきまで居た浴室の天井じゃなくなっていて、リビングの天井?
あれ?
なんで?と周りを見ていると視界にアキラさんが現れた。
「アキラさん……俺どうしたんですか?」
「寝ちゃったんだよ……疲れさせちゃったみたいでごめん」
俺を覗き込むアキラさんは申し訳ないような表情。
「運んで貰ったんですか?すみません」
「髪乾かしてからベッドに連れて行こうかとしよったとけどな」
アキラさんの説明で温かい風と音の正体が何か分かった。
ドライヤーか。
起き上がると俺は自分の服じゃないのを着ている。
「これ?」
「彼シャツってヤツたい!1度着せたかったと!」
「彼シャツ?」
確かに着ているシャツはブカブカで……アキラさんの香が少しした。
じゃあ、アキラさんのシャツか……
俺はアキラさんのシャツ1枚……んん?1枚?
起き上がるとお尻に直接感じる布の感触がするから下着は?
「あ、アキラさん俺パンツはいてない?」
「シャツだけだよ」
マジか!!!!
「ぱ、パンツください!」
「寒い?」
えっ?寒いって感覚にとられちゃうの?
「は、恥ずかしい」
「どうせ寝るだけじゃん?」
そ、そうだけど……ノーパンは初めてで恥ずかしい。
「ユノ……顔赤いね」
アキラさんの手が額に伸びる。
「あか、赤いのは熱じゃないですよ!!ノーパンとか俺、初めてて恥ずかしいと!」
アキラさんは俺の言葉に笑いだした。
「すげえ大胆な事言ってくるくせに可愛い」
アキラさんは笑いながら俺の髪をくしゃくしゃと撫でる。
「だ、だって……彼シャツとかも初めてだし」
そーたい!彼シャツとか初めてやん!!
ノーパンもだけど。
「そっか、そっか、ユノ可愛かよ」
今度は両手で頭をくしゃくしゃとして笑うアキラさん。
そんなに笑うとこ?
「また、ユノの初めてゲットやな俺」
アキラさんは嬉しそうだ。そんな嬉しそうな顔を見てしまったから、ノーパンでもいいかな?とか思ってしまった。
「本当にユノは可愛かよ……我慢出来んかもしれん」
アキラさんはそう言うと俺にキスしてきた。
アキラさんのキス……気持ち良くて好き。
俺は目を閉じてアキラさんのキスを受け入れる。
舌が何時ものように入ってきて絡んでくるのも好き……
初めてキスした時は何も感じなかったと思う。
ヌルヌルしたものが絡んできた感触は分かったけれど、それが次第に気持ち良くなるとか思ってもみなかったし。
アキラさんのキスは結構長く続いた。
そんなにキスが長いと身体が熱くなってくるよ……アキラさん。
アキラさんの呼吸は荒い。
ゲイビの男優さんみたいな息遣い。
これは興奮してるの?
前もアキラさん息遣いが荒くなって……でも、途中で止めた……。
あの時みたいな荒い息。
「アキラさん……すると?」
思わずだよ、思わず聞いてしまった!言葉にして恥ずかしくなった。
アキラさんは俺を見つめてきて、「したい」と答えた。
頷くしかないよね?俺……
俺は頷いた。
アキラさんは起き上がり俺を抱き上げた。
そうだ、ここってリビングのソファーの上だった。
アキラさんは俺を抱いたまま寝室へ。
そして、ベッドに下ろされた。
「なるべく負担かけないようにするから」
アキラさんは元々裸族で下着1枚だった。
その下着を俺の目の前で脱いだ。
アキラさんの身体は綺麗だ。
細マッチョ的な身体と股間は……
めっちゃデカイ!!!
アキラさんのチンコが大きくなって俺の目の前に……
ちょっとビビる。
アキラさんが俺に覆いかぶさってきた。
ともだちにシェアしよう!