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その後のふたり※

※リバ要素有ります。苦手な方はご注意下さい。 「あっ……あっ……! いいっ! 気持ちいい、どうしよう、気持ちいいよぉ、鷲尾さん……イッちゃう……」  先程からアンナの喘ぎが止まらない。それは、挿入してからずっと続いている。  だが、挿入しているのはアンナだった。とうとうアンナは鷲尾で童貞を捨てたのだ。挿入する側の気持ち良さに、アンナの声は止まらない。  鷲尾はその止まらないアンナの喘ぎ声にイラついていた。せっかく後ろの良さを感じ始めていたが、アンナの止まらない声に集中できない。  とうとう鷲尾のイラつきがマックスになり、 「うるせぇーーー! 黙ってできねぇのか!」  自分を組み敷いているアンナの腹を蹴り飛ばした。  ヌポッ、と下半身から間抜けな音が聞こえ、鷲尾の中からアンナの中心が抜けた。 「いったぁ……! なんで、抜くのー! もう少しでイケそうだったのに!」 「なんで挿れてるおまえが、そんなに喘いでんだよ! そんなにうるせえなら、もうやらねぇぞ!」 「えー!」  アンナは不服そうに指を咥えている。  鷲尾はハーっと大きくため息をつくとタバコを咥えた。  アンナは自分が抱くのがいいのだと、そしてタチとネコの向き不向きがあるのだと鷲尾は知ったのだった。

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