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風邪と看病 3

「宮部? どうした」 「み、みかみさんの、が……硬くなってるから」  宮部の言葉に三上は、ああ、と小さく頷いた程度で、生理現象だから気にするなと言葉を続けた。 「気になるなら、暫く肌をくっつけていてくれ」  ぎゅうと抱きしめられ、心臓がひゅんと音をたてた。でも、でも……。  宮部は布団の中へもぐりこみ、三上の熱い屹立の存在を確かめてから、おそるおそる口に含んだ。  昨晩は金曜日で、三上さんと交わるつもりで解していた。一晩たち落ち着いたと思っていたけれど、硬く腫れあがったそれを目の当たりにしたら、身体が欲しくてたまらなくなる。自分が奉仕するだけのつもりで、三上の男根をしゃぶり始めると、三上の身体がびくりと震えた。けれどやめろとは言われない。宮部は丁寧に、両手と舌の腹を全て使って三上の屹立へと奉仕を始めた。 「ん、……宮……」  三上さんの吐息が聞こえる。気持ちよくなってくれてる……そう思った直後、掛け布団を剥がされ、腰を思い切り引き寄せられた。 (えっ)  声を上げるまもなく三上の顔の前に尻を向けた形をとられ、スウェットを下着ごと引き降ろされる。 「ひゃっ、み、みかみさ」  尻穴を舐められて、思わず声が漏れた。菊門の周りを舌先で押し揉まれ、にゅるりと穴に滑り込まれる。無駄のない動きにたまらず声を上げた。 「やっ、三上さん、そんな……風邪引いてるでしょおっ」 「お前が俺に火をつけた、お前が悪い」 「ちがっ……僕はいいんです! 三上さんだけ気持ちよくなってくれれば」  嫌々と尻を振っても、三上さんの両腕にホールドされて動きがとれない。三上は無言のまま、舌で塗らした孔に指を押し込んできた。 「あっ、あ……」  尻穴は解れている。三上さんにもきっとバレている。淫乱だと蔑まれるかもしれない。ひとりで先に準備してるなんて……。  入口を指でぐるりと押し広げられ、気持ちよさにため息がもれる。三上さんの屹立を咥える口元に力が入らない。 「こんなに解しきって、昨晩俺を待っていたのか」  恥ずかしさに返事を返せずにいたら、結音と名前を呼ばれた。 「ここに、俺の、自分でいれて」 「……えっ」 「跨って、自分で挿れて、気持ち良いところに自分であてて」  顔を上げると、目を細めて口角を引き上げ、悪戯気に微笑む三上の表情が見えた。

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