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第41話

翌日朝早くに目を覚ましてまだ眠ってるハルの寝顔をじっと眺める。 やっぱりハルってすごく綺麗な顔をしてる。 程よく焼けた肌を撫でて、そっと薄い唇にキスをする。ゆっくり離れる。 でも、足りないなと思って近づいて起こさないようにってなるべく優しく抱きつく。ハルの匂いを嗅いで、そうする事で体から力が抜ける。 「はぁ···」 「もう終わりか?」 「っ!」 ハルの声がして慌てて離れるとニヤニヤと笑ってるハルが俺を見ていた。 「もっと何かしてくれると思ったんだけどなぁ」 「···起きてたなら言ってよ」 「ずっと起きてたぞ、それこそお前がキスし始めた時も意識はバッチリだ」 ハルのそんな言葉を無視して1人ベッドから起き上がった。 「なあ陽和」 「何?」 「俺、お前の事好きだよ」 「急に何···?」 「伝えたくなったんだよ、だめか?」 「だめじゃ、ない、けど」 そんなこと言われたら胸が苦しくなってしまう。 その苦しさは心地いいものなんだけど。 「だめじゃないならさ、ほら、お前も言ってくれよ」 「···好き」 そう言えば勢いよく起き上がったハルが突然キスをして、あまりの勢いの良さに床に倒れこんだ。 「ん、っ···んっう、ちゅ···ン···」 「はぁ···、あー···勃った」 ハルが俺の手をとって自分の股間にそのまま持って行く。 「なあ、抜いてくんね?」 「············」 「ここで」 ツンツン、と唇を突かれて「へ?」と思わず声が出た。 「だめ?」 「あ、い、いいよ···」 腕を引っ張られ起き上がりソファーに座ったハルの股の間に顔が来るように床に座らされた。 「早くしないと遅刻するぞ」 「···うん」 「嫌か?」 「嫌じゃなくて···あの、俺初めてだから、えっと···下手くそだと思うんだ」 「じゃあまあ、とりあえず思うようにやってみろよ」 髪を撫でられて、そのまま頰を撫でられる。 「うん」 ハルの履いていたスウェットを下着と一緒にズルズルと下ろした。

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