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第207話

龍樹くんは家に帰って、俺はもう眠ろうとお風呂にも入って寝る準備は万端。 「陽和」 「何?」 煙草を吸っていたハルに呼ばれて近づくと火を消して、強く抱きしめられる。 「あー···」 「ハル?」 「陽和、抱きたい」 明日も学校だし、今日は少し早く眠りたい気分だった。 けれど好きな人に求められてそんな気持ちはすぐに揺らぐ。 「いい、けど···」 「けど?」 「明日も学校だから···今日はいつもよりももっと優しくして」 「そんな真っ赤な顔で言われたら、逆に我慢なんて出来ねえよ、俺。」 その言葉に「じゃあだめ」と言う間もなくキスをされた。 そうしてハルの熱に溺れて今日も深く愛される。 指輪が小さな光を反射してキラキラと光る。 きっとこれからもハルがいてくれたなら、俺の世界は輝いているはず。 「ハル、大好きっ」 「俺もだよ、陽和」 ハルの優しい声に全てを委ねた。 ヤクザさんの可愛い恋人 END

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