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第13話
「もう美容師が出来なくなってしまって。家業継ぐのにあの色はNGなので」
家業を継ぐ、と聞いて本当に【Green】を辞めたんだなと誠は胸がチクリとした。
渡されたミネラルウォーターを一口、誠はベッドに座り飲んでいると、隣に小山が腰かけた。
「白河さん、会いたかった」
見つめられて、誠は自分の顔が赤くなっていくことに気付いた。今更赤くなるなんてと思いながら。髪の色が変わったせいもあるが、小山の言葉が以前より柔らかくなっている。
「…なんでそんなに俺に固執してる?普通に女の子と恋愛してるんだろ?」
「いまは彼女いないし。なんで白河さんに固執してるか、分からない…あの日、白河さんが俺を鏡越しに見てたから。何となく悪戯してみたら…何て表現したらいいのかな、ムラッときたというか…ああ、欲情して」
「言い方がストレートだな」
誠が思わず笑う。小山はそんな誠の頬にキスをする。
「だから、あの日の夜、白河さんに触れたかった。最後までしたくて…。本当に白河さんに入れたくてたまらなかった」
「言い方!」
「ちゃんと調べてきたから。続き、させてよ」
今度は首すじを舐められた。ビクッと誠の身体が揺れる。
「…俺だから、触れたかったのか?俺に、入れたかったのか?」
「白河さんじゃなきゃ、欲情してないよ。白河さんがいい」
(誰でもいいわけじゃなかったんだ)
誠は小山に抱きしめられながら、微笑んだ。
***
「んあっ…、あ…」
あちこち触れられて、舐められて。上の二つの突起を攻められて、下のモノを扱かれて。もうすでに誠は一度、イってしまった。それでも小山は止めることなく、誠を追い立てていく。
「指、後ろ入れるから四つん這いになって」
「…お前、ホントに勉強してきたんだな」
肩で息をしながら、肩越しに小山を見る。目があった瞬間に、小山がニヤリと微笑んだ。そしてそこに指をゆっくりと入れた。
「う…」
ゆっくりゆっくりと指を動かしていけば、クチュと音が聞こえ始める。その音が段々と響くのと同じように、誠の嬌声も大きくなっていく。
「あ…はあっ、ああ…」
だんだんと膝がガクガクしてきて、腕もベッドに落ちる。尻を突き出したような格好のまま。指が増えて更にいじられているうちに、自分のモノが膨張していることに気づく。
「前も、弄る?」
「や、だめっ…ひっ…!」
前を握られて、誠は退けぞった。そのまま前と後ろをいじられて、息が上がる。指はもう三本も入ってしまっている。
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