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第7話
「百瀬、いい味してるよ。ナカ熱いし、ぐちょぐちょ」
「っふ、うぅ。んんうぅ!」
頭では嫌がっているはずなのに、身体が反応してしまう。
茉以のペニスも硬く張り詰め、射精感が沸き上がって来た。
腰は淫靡に波打ち、すっかり田宮を受け入れてしまっている。
「田宮くん、ダメ。僕、出ちゃう」
「あ、それは無し。布団汚したら、バレるし怒られるから」
「そんな」
「でも、俺はナカに出しちゃえば済むけどね」
「え!? やッ、あ! はぁああ!」
唐突に放たれた田宮の精が、茉以の体内を震わせた。
「う、うぅ……。あぁ、は、あぁ、あ……」
「あ~、スッキリした」
ずるり、と田宮が去ってゆく。
「な、悦かったろ? こういうの、初めてだろ」
「ひどいよ……」
「何だよ。百瀬だって、悦がってたくせに」
じゃ、と田宮は隣の布団へ帰っていった。
(た、田宮くんと、エッチしちゃった)
それは嬉しいことのはずなのに。
だのに、涙がにじんでくる。
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