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9.※
好きにしていいと言われて俺が清春さんにしたいことは、清春さんをこの手でとことん気持ちよくさせることだった。
清春さんは、どこが好きなのだろう。
首筋を辿れば熱い息を零して、耳を甘く噛じればゆらりと腰が揺れる。乱れたシャツの上から優しく胸をさすり、そのまま胸の突起を悪戯に掠めると高い声を上げた。
軽擦しながら時折わざと乳首に指先を引っ掛けてやると、清春さんはその度に熱っぽく吐息を零して身体をくねらせた。やっぱりそこが好きそうだと狙いを定めて、指先で弄ぶ。ふにふにと柔らかかったそれは徐々に首を擡げていき、シャツ越しでもその存在がわかるほどに、あっという間に固くしこってしまった。そんな可愛い乳首をつまんで擦れば、清春さんはたまらない様子で俺の腕を掴んできた。
「清春さん乳首好き?」
「は....ん、すき...っ、もっと、」
甘えた声で求めてくる素直な清春さんが愛おしい。俺は清春さんのシャツのボタンを全て外して脱がせ、両胸をあらわにした。
ほとんど初めて目にする清春さんの身体は、やはり綺麗でため息が出た。
淡い色をした小ぶりの突起が、胸の中心でぷっくりと固く立ち上がっている。厭らしくて、可愛らしいそれをどうしてやろうかと見下ろし、手を這わせた。
乳首には触れずに、薄く色づいている乳輪のみを、指先でなぞるように擦る。清春さんはもどかしそうに身を捩り、濡れた目で俺を見上げてきた。早くそこに触れて、乱れる清春さんが見たいけれど、俺は惚けた振りをして小首を傾げて、清春さんを焦らした。
親指と人差し指でつまみ上げると、ぷく、と飛び出すようにして乳首が立ち上がる。自分でやっておきながら、目の前の景色の卑猥さに興奮せずにはいられなかった。すぐにでも吸い付いてやりたい衝動を押し殺して、しつこく愛撫を繰り返す。それだけで息を乱す清春さんの甘い表情を堪能した。
「んん...つかさ...っ」
やがて、焦れた清春さんがなやましげに俺の名前を呼んだので、俺はようやく熟れた粒に吸い付いてやった。
「あっ、んぅ...っ」
蕩けそうな声をあげて、清春さんは喘いだ。
固く尖った乳首は吸い付くには丁度良い。優しく口に含んで吸い上げた。ちう、ちう、と緩急を付けてあげると、清春さんは俺の後頭部を自分の胸元に押さえつけるようにして掴みながら悶えた。
もっとと言われているような気がして、気を良くした俺は欲望のままに清春さんの胸を嫐った。
吸い上げ、甘噛みし、舐め転がす。清春さんは息を荒らげて感じてくれた。ゆらゆらと揺らめく細い腰の中心には、熱を帯びた清春さんの欲の塊が、その身を硬くさせていた。
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