1 / 44
第一章 Gender Wall
若い頃はよく衝突していた。でも今は仲が良すぎて困る、なんて。
俺らの友情は永遠で、不滅。
そんな中学生の餓鬼みたいなこと、本当に思ってたわけじゃない。
ただ疑わなかっただけ。その友情が在り続けることを。
だって誰が想像する?
昨日まで当たり前にあったものが、今日唐突になくなるなんて。
人の死に似ていると思った。
俺らの友情は奪われたのだと悟った。
このまま絶望に飲まれ失ったままか、玉砕覚悟で突き進むか、選ぶのは俺自身。
俺達の友情、やり直しです。
ともだちにシェアしよう!