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第1話

馬鹿の勃起しているぺニスを深く口で咥えこむ。馬鹿は堪え性がないから舌には先走りの味を感じるし、鼻を濃い雄の匂いが抜ける。えずく1歩手前までぺニスを深く飲み込んで、歯が当たらないように気をつけながら、喉で締めるように意識をして吸いつきつつ、頭を前後に動かして、馬鹿でチビでデブのくせに無駄に太くて長いぺニスを唇でしごいていく。馬鹿のぺニスは本当に無駄にデカいから、頑張っても半分くらいまでしか飲み込めないし、すぐに顎が怠くなる。ぺニスを咥えたまま頭を往復させる度に馬鹿の先走りの量が増えて、口の中が馬鹿の味ばかりになる。 自分のぺニスも馬鹿に咥えられている。馬鹿の口内のぬるぬるした粘膜の熱と舌の感触に、背筋を快感が走り抜ける。他のことは器用な癖に、馬鹿はいつまで経ってもフェラが上達しない。歯が当たらなくなっただけまだマシだ。それでもたまに当たって、場合によってはかなり痛い思いをすることになるが。 馬鹿のぺニスの先っぽに、じゅるっと少し強めに吸いついて舌先で鈴口を抉ると、馬鹿の太腿や腰が震え、自分のぺニスが温かい馬鹿の口内から出された。 「あぁっ……」 馬鹿が喘いだ。馬鹿のぺニスに吸いつきながら、また深く咥えていく。そろそろ限界なのか、馬鹿のぺニスが微かにビクビク震えている。 「ヤバい、イっちゃう、リーちゃん……うあっ!」 馬鹿の精液が口の中に勢いよく入ってきた。濃い精液の匂いと、何度経験しても糞不味い味が口内に広がる。じゅうぅぅっと強く精液を吐き出しているぺニスの先っぽに吸いついてやると、馬鹿がまた喘いだ。馬鹿の無駄に長い射精が終わると、萎えた馬鹿のぺニスから口を離す。口の中は馬鹿の無駄に多い精液でいっぱいになっている。飲みにくい馬鹿の精液を無理矢理飲み込んで、濡れている自分の唇を指で拭った。 横を向いて寝転がっていた身体を起こして、射精の余韻に浸っている馬鹿の顔を見下ろす。 「おい馬鹿」 「なに?リーちゃん」 「先に1人でイッてんなよ、早漏。早ぇよ」 「うぅ……だって、リーちゃんにしてもらうと気持ちいいんだもん」 「お前はヘタクソなのにな」 「……すいません。あ、今度はリーちゃんのお尻舐めるよ!リーちゃんのお尻舐めてる間にまた勃つし!」 「……まぁいいけど」 馬鹿にアナルを舐められるのは嫌いじゃない。馬鹿に促されて四つん這いになると、すぐに馬鹿が尻に触れて、尻たぶを両手で開いた。今まで親以外には馬鹿にしか見せたことがない自分のアナルが馬鹿に見られている。馬鹿の舌がアナルに触れた。ぬるぬるとアナルを舐められる。ゾクゾクする慣れた快感に腰が勝手にくねる。荒い息を吐きながら、馬鹿が与えてくる快感に目を閉じて浸る。目を閉じると何故か快感が強くなるような気がする。はぁはぁという自分の呼吸音とピチャピチャと濡れた音がやけに耳に大きく感じる。 馬鹿の指がアナルに入ってきた。ローションの滑りを借りて、ずるぅっと指の根元まで一気に入ってくる。馬鹿が尻を舐めながら指を動かす。内壁を擦って、アナルを拡げるように動かす馬鹿の指が悔しいが気持ちいい。前立腺を指がかする度に強い快感が突き抜けて、馬鹿の指をアナルで締めつけてしまう。ある程度アナルが解れたら、1度指が抜けて、すぐに2本の指が入ってきた。また慣れたら今度は3本。3本の指に慣れて馴染んでスムーズに抜き差しできるようになったら、次は馬鹿の無駄にデカいぺニスがやってくる。初めて馬鹿のぺニスをアナルで受け入れた時は痛すぎて萎えたが、今やすっかり慣れて、我慢しないと、太いカリで前立腺を擦られて、無駄にデカいぺニスでアナルの中をみっちり満たされる感覚だけで射精してしまう。アナルの中を動き回る馬鹿の指を感じながら、どうしてもその先の馬鹿のぺニスの熱と固さと大きさに期待してしまい、だらしなく開けっ放しの口から涎が垂れる。 好き勝手に動いていた馬鹿の指がアナルから引き抜かれた。すぐにアナルに熱くて固いものが当たる。狭いアナルを抉じ開けるようにして、馬鹿のぺニスがじわじわと入ってくる。自然と声がもれる。前立腺のあたりを馬鹿のぺニスの太いところで擦られて、我慢しきれず自分のぺニスから精液が少し出てしまう感覚がした。ゾクゾクゾクッと高まり続ける快感と身体の熱が解放を求めている。尻に馬鹿の陰毛の感触がしたかと思ったら、すぐに馬鹿が腰を振り始めた。ごりごりと中を擦られて、ガンガン奥を突き上げられる。脳ミソが溶けるんじゃないかってくらい気持ちがいい。パンパンと自分の尻と馬鹿の下腹部の肌がぶつかる音がする程激しくぺニスを抜き差しされて、目の裏がチカチカするような快感にだらしない声がもれる。 「あ!あ!あ!あ!あ!」 「リーちゃん、すごい、気持ちいいよ……」 「うあっ!んっ!あっ!あ!あっ!」 馬鹿にぺニスでアナルを滅茶苦茶に攻め立てられて、自分も馬鹿になってしまいそうな程の高まり続ける快感が頂点に達した。馬鹿のぺニスをぎゅっとキツくアナルで締めつけながら、触れてもいないのに自分のぺニスから精液が迸った。いっそキツい程の快感と衝撃に頭の中が真っ白になる。全身をビクビク震わせていると、馬鹿が動きを止めた。 「あぁ……リーちゃん、締めすぎだよ。イッちゃうかと思った。リーちゃんはイッちゃったね」 今は肌さえも敏感になっているのに、馬鹿が尻を撫でてきた。馬鹿の手の感触に、またきゅっとアナルで馬鹿のぺニスを締めつけてしまう。 「リーちゃん、僕がイクまでもうちょい頑張ってね」 馬鹿がそう言って、また激しく腰を振り始めた。強い快感がアナルから身体中に広がって、奥を突き上げられる度にだらしない声が出てしまう。強すぎる快感に、気づけば涙まで出ていた。涎と涙と鼻水をだらしなく垂らしながら、早漏の馬鹿が早々とアナルの奥に精液を吐き出すまで、激しくアナルを攻められた。 馬鹿が中でビクビクとぺニスを震わせながら射精して、ゆっくりと萎えたぺニスがアナルから出ていった。かと思えば、馬鹿に身体をひっくり返される。ぐったりと仰向けに寝転がった。自分のぺニスはまた勃起している。自分のアナルから、馬鹿の精液が溢れて垂れている感覚がする。 「リーちゃん、ごめんね。また先にイッちゃった」 「……早漏」 「うん。次は一緒にイこうね。僕の中に出してね」 馬鹿が自分で自分のアナルに入れていた黒いアナルビーズを抜き取った。冷たいローションをぺニスに垂らされて、ぐちゃぐちゃと馬鹿にぺニスを手で擦られる。思わず低く唸ると、馬鹿が身体に跨がってきた。先程までアナルビーズを咥えこんでいた馬鹿のひくつくアナルにぺニスの先っぽが押しつけられる。馬鹿がゆっくり腰を下ろすと、キツい締めつけの狭くて熱い馬鹿のアナルにぺニスが飲み込まれていく。キツい括約筋を通りすぎると、ぺニスがぬるぬるで熱くて柔らかい内壁に包まれる。 「あぁ……リーちゃんのおちんちん、気持ちいい……」 馬鹿が気持ち良さそうに顔を歪めて、すぐに腰を上下に振り始めた。キツい締めつけに射精感が急速に高まっていく。 馬鹿の動きに合わせて下から突き上げると、馬鹿が喘いで身体を震わせた。馬鹿のぺニスはまたすぐに勃起して、身体の動きに合わせて間抜けに揺れている。 「あっ、あっ、あっ、リーちゃん、リーちゃん」 馬鹿が腰を激しく動かしながら、自分のぺニスを片手でしごき始めた。ぎゅっと更にキツくぺニスがアナルで締めつけられる。馬鹿より先にイキたくない。歯を食いしばって込み上げる射精感に耐え、馬鹿のアナルを下から突き上げる。ぎゅうぎゅうと締めつけてくる括約筋もぺニスを擦る柔らかくて熱い内壁も腹が立つ程気持ちがいい。馬鹿が激しく喘いだ。 「あぁっ!あっ!あっ!またっ!イッちゃうっ!」 「……早ぇよ」 「あっ!だって!気持ちいいッ!あぁっ!イクッ!イクッ!あぁぁっ!!」 馬鹿が痛いくらいキツくアナルでぺニスを締めつけながら射精した。馬鹿の精液が胸元にまで飛んでくる。馬鹿のアナルの締めつけに堪えきれずに馬鹿のアナルをガツンと突き上げて、馬鹿の奥へと精液を吐き出した。 はぁはぁと2人分の荒い呼吸音が狭い部屋に響き渡る。 馬鹿のアナルにぺニスを突っ込んだまま、そもそも仕事で疲れていたのになんで馬鹿とセックスをしたのかと、疲れと射精の余韻でぼんやりする頭を動かして、記憶を掘り起こした。 そうだ。疲れて家に帰ってきたら、馬鹿がベッドの上で玩具を使ってオナニーしていたんだった。いや、バイブをアナルに突っ込んでいたから正確にはアナニーか?どうでもいい。なんか腹が立ったから馬鹿にアナルビーズを突っ込んで、問答無用でぺニスを舐め合ったのだった。自分で自分の行動の意味が分からない。あれか。疲れていたからか。 馬鹿が萎えたぺニスを引き抜くのを感じながら、急速に襲ってきた眠気に抗うことなく目を閉じた。 ーーーーーー 目覚まし時計の喧しい音と馬鹿の鼾の煩さで目が覚めた。身体が重怠い。腹の調子は悪くないようだから、馬鹿が直腸に浄化魔術をかけてキレイにしてくれたのだろう。 今日も仕事だ。本当に何故昨日は夕食も食べずに馬鹿とセックスをしてしまったのか。シャワーも浴びていない。 今から急いでシャワーを浴びて、朝食と馬鹿の弁当を作って、食べたらすぐに仕事に向かわなければ。怠い身体を無理矢理起こす。腰が鈍く痛む。鼾をかいて眠る馬鹿の顔を見下ろせば、だらしなく口を開けている。安定の間抜け面だ。そばかすの散った馬鹿の頬をやんわり摘まんだ。お互い20代半ばを過ぎたのに、馬鹿の頬は子供のように柔らかい。少しの間だけ馬鹿の頬をむにむにして、それから本来なら1人用の狭いベッドから降りて、トイレと風呂が一緒になっている狭い風呂場に向かい、用を足してから、急いでシャワーを浴びた。 狭い台所で朝食と馬鹿の弁当を手早く作り上げると、先に急いで自分の分の朝食をかきこんだ。食器を水を張った荒い桶に突っ込み、歯磨きをしながら職場の制服を通勤用の鞄に突っ込む。うがいをしてから、未だに鼾をかいて眠っている馬鹿の元へ行き、眠る馬鹿の鼻を指で摘まんで鼻呼吸を妨げた。 「……ふがっ」 「起きろ。馬鹿」 「……んぁ、リーちゃん……おはよー」 目を薄く開けた馬鹿がふにゃっと笑った。馬鹿の鼻から手を離す。 「朝飯」 「ありがとー。ちょーいい匂いするー」 「時間ないから先に行く」 「うん。いってらっしゃい。気をつけてね」 「……食器洗っとけよ」 「うん」 馬鹿から離れて玄関に行くと、馬鹿が後ろをついてきた。玄関のドアノブに手をかけると、ポンポンと背中を軽く叩かれた。振り返ると、少し背伸びした馬鹿の唇が右の頬に触れた。馬鹿がまたふにゃっと間抜けに笑った。 「リーちゃん。いってらっしゃい」 「…………いってきます」 のほほんと笑う馬鹿を置いて、玄関のドアを開けて家から出る。ドアを後ろ手に閉めて、足早に職場へと向かい始めた。

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