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第5話
朝になるとソレらは消えた。
でも、その痕は残った。
乳首は痺れていたし、穴は沢山の液で満たされていた。
むせるようなハーブの匂い。
もう、過敏な身体をディルドで慰めなくてよかった。
満足した。
もう、別れた恋人のことは考えなかった。
本物の恋人達がもう自分にはいるのだから。
夜を待つ。
新しい恋人は人ではないし、一人でもない。
構わない。
彼らは身体を満たしてくれる。
心ゆくまで。
誰もそんなことをしてくれなかったことをしてくれる。
貪り、要求し、犯すのではなく、与えられるのだ。
ただ快楽を。
穴という穴を舌でほじり、舐められ、吸われて。
巨大なモノで広げて擦って。
身体を満たされる夜が全て。
この屋敷から出て行くことはない
これが呪い?
そんなわけがない。
幸せでしかない
END
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