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6.ポップサーカス 【6】

「あッ…、ひ、ときっ…」 変わらずまだ夜空へと放たれる花火の音を遠くに聞きながら、自身を弄ばれる快感に自然と声が甘みを含む。 上下に緩く扱かれる度に、そのジワりと背筋を這い上がってくる痺れに腰が抜けそうになる。 胸元までたくし上げられたタンク、突起に批土岐の舌が絡まってきて耐えられない吐息が零されていく。 「ふっ、んッ…あ、ぁッ」 先走りがすでに溢れ始めたソコからは、クチュッと水音が漏れ始めていて。 側で穏やかに流れる川のせせらぎを耳に入れながら、理性がどんどん批土岐によって剥がされていく。 「いい?」 「んっ、あッ…た、まんねえッ…」 耳元で囁かれて、ビクりと肩を震わせながら素直に途切れ途切れの言葉を伝える。 だいぶ距離があるにしても、同じ地の上で今もまだ花火を打ち上げてる奴らが居るっていうのに。 すぐ上じゃ、数え切れない位の人が往来してるっていうのに。 「ぁッ…、いっ…い…」 息を乱れさせながら、橋の下で密やかに行われる情事。 陰を落とす暗がりで、声を抑えようとも思わず批土岐の肩に手を添える。 「ん、はっ…あッ、や、べえよ俺…っ」 吸い付いたり、舌先で転がしたりを繰り返されて、ズクズクと熱が中心に集まっていくのが分かる。 男としてッ……これって、やばくねえ…ッ…? 乳首いじられて、すげえ気持ちいいなんて…… 「あッ、ん…っ、ひ、ときぃっ…あっ」 「なにが、やばいって?」 でも、止めらんねえッ…… 指の腹で潰されたり、摘まれたりされながら口に含まれるなんてされたら我慢なんかッ…出来ねえよっ……

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