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7.ポップサーカス 【6】

「あ、す…げえっ、感じ…るッ…」 やっとのことで言葉にして、突起に舌を這わせていた批土岐が視線を上向かせる。 夜の闇に目も慣れてきて、はっきりと批土岐に見られていることが分かる。 どうにもコントロール出来なくて、すでに潤んでいた視界。 「そう。相変わらず、やらしいんだ」 「あッ…な、ことっ…言ッ、うなっ…ァ」 言葉を口にした後に、舌でベロッと舐め上げられてそれだけで体がビクりと跳ねる。 自身は今、なにもされてないっていうに。 俺…ッ、イッちゃいそう…マジ、やべえよ…っ 「あッ、あっ…は」 足から力が抜けていく、このままじゃ自分を支え切れなくなる。 「じゃあ、ココは触らないで…イこうか京灯」 「い、やッ…だ…あ、くっ…ん!」 「どうして?もう、こんなにしてるのに」 「あァっ、もっ…俺っ…」 やんわりと握られただけで、もうイッちゃいそうになる。 すぐに離れていった批土岐の手に名残惜しさを感じつつ、ドクンッと更に張り詰めていく俺自身。 「んっ…ふッ、ん」 近付いてきた批土岐の唇、応えるかのように口を開いてお互いの舌を絡ませる。 ピチャッ、と唾液の混ざり合う音がまた俺自身を駆り立てる。 「あっ、や…イッちゃ…ひ、ときっ…ァっ」 首筋をつぅっと舌が滑り、突起を再び執拗に舐められて。 片方は指によって巧みに、たまに強く引っ張られることによって刺激の度合いが増す。 興奮して、もう狂っちまう。 「はっ、あッ…無理、もっ…ん!あァッ!」 コリッ、と甘噛みされながら指でこねくり回される快感にもう俺は耐え続けることなんて当然出来なくて。 場所の特殊さもあってか、絶頂へと追い上げられてしまった俺はあっという間で。 「あッ…はあ、あァッッ――……俺のアホ野郎っ…」 ドクンと遠慮なく飛び立っていった白濁、その現実に大きく溜息を吐いていた。

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