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第133話

その感覚は未だに慣れない。 痛みはないけれど強い圧迫感にルシウスを抱きしめる腕に段々と力が入る。 「レヴァン、辛いか···?」 「ぅ、あ、だ、大丈夫···っ」 「すまない、もう少し力を抜けるか?」 「ん···っ!」 ふぅ、ふぅと息を吐いて体から力を抜く。 ゆっくりゆっくりルシウスのが奥まで入ってきて気が付けば膝裏を持たれ半分に折りたたまれるんじゃないかってくらいぐいっと足を顔に近づけられる。 「んぐぅ···っ!」 「すまない」 「あ、あっ、ま、って···待ってぇっ、そこ、だめ···」 コツ、コツ、と今まで入ったことのない場所に当たる。 ビリビリと背中に走る感覚が怖くて体を捻り逃げようとすると「ダメだ」といってルシウスに抑えられる。 「あぐ、うぅ···!」 「ほら、もう柔らかくなってきた」 「きゃ、あぁぁっ···!い、やぁっ、こ、わい、こわいい···っ!あ、あぁぁっ···!!」 ゆっくりと奥に奥にルシウスのが入ってくる。 そこに入っただけで達してしまってルシウスの背中に爪を立てた。 「ひっ、ぐっ、ひぁ···ぁ、すご、い···」 「気持ちいいな、レヴァン」 「いい···きもちぃ···あ、あ···動かないで···まだ、いや、だめっ、だめぇっ、イくッ!!」 続け様に中で達して体が痙攣する。 ルシウスはそんな俺の髪を優しく撫でてキスをした。 そうして律動を始めたルシウス。 気持ちよすぎて頭がおかしくなるって思い始めたのと同時、違う感覚に襲われて必死でルシウスに止まってと訴える。 「あぁぁっ!とま、止まってぇっ···!お、おしっこ、でちゃ···っ!」 「はぁ···レヴァン、好きだ」 「ぁ、あぁっ、いや、やぁ···出る、出ちゃ···ッ!!」 我慢ができなくなってペニスから尿が漏れる。 お腹に、シーツが尿で汚れて、けれどルシウスはそんなもの構わずに奥を突くもんだから一瞬、意識が飛んだ。 「ぁ、ぁ···ひぁ···」 「可愛いな···」 そうして頬を撫でられキスをされる。 「愛してる」 そんなたった五文字の言葉で嬉しくて、幸せで、悩んでいた事なんてどこかにすっ飛んで、ルシウスの多すぎるくらいの愛情を受け入れた。

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