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第5話 ※微
「早く持ってこないと怒るよ」
「は〜い、よっぱらいになにができまちゅかねぇ〜」
誰がこんなムカつく後輩の言うことなんか聞くかよ、〝怒るよ?〟こっちがキレそうだわ、しかもタメ口、俺って一応上司だよな?直属の。
その時だった。急に両手首を捕まれ、景色が反転した。気づいたらベットに押し倒されており、上を見ると新堂が俺にまたがっており、不気味な笑みを浮かべ、獲物を狙うような目でこちらを見ていた。
「はぁ、さっきから口調荒いし、いつもの爽やか真壁課長はどこへ行ったのやら。」
「は?おいふざけんなよ、どけ、降りろ、離せよ」
若干だが、体格は俺の方がいいはずなのに、抑え方が上手なのか、上にまたがり、俺の両手を片手でグッと押さえつけ、もう片方の手で器用に俺のネクタイをとり、ワイシャツのボタンを外していく。
……いやいやいやなんだよ何がしたいんだよぉ
頭が完全にフリーズした俺を尻目に、両手首をネクタイで縛った。
「おい、何がしたいんだ、なんだよこれ、外せ」
「外して大人しくしていられるんだったら外しますけど、無理だと思うのでそのままにしておきますね。」
「はっ…え、ちょ…なに」
カチャカチャと今度は俺のベルト外し、下着の上から俺の一物をなでた
「お前、酔うと変な性癖になるとか、そういうなんかか?」
「あ、俺元々酔ってないですよ、つーか、酒一滴も飲んでないです。今日。」
は?そう言えば居酒屋では呂律が回ってなかったが、今は確かに普通に喋っている。普通あんなに泥酔していたらこんな小一時間で酔いが冷めるわけがない。
ということは…
「なんだよ、騙したのか?俺を?」
「案外ちょろすぎてビックリしちゃいましたよ、可愛いとこあるんですね」
スッ、と背筋が凍り、青ざめた。なんだコイツ、おいおいおい、俺の脳細胞働け、この状況では圧倒的に不利。まずは新堂の機嫌をとることが最優先事項。今は先輩のプライドとか一先ずどうでもいい。
「新堂、まず今から何をしたいのか、望みを教えてくれ。」
「えー、まだ分からないんですか
ベットでやることっていったら一つしかないでしょ?」
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