緑視点 紅先輩が無表情になった。 (バカな奴ら。葵に手を出すからこうなったのに、まだ解らないみたい) 「緑ちゃん！オレ達は緑ちゃん達の為にあの生意気な奴に罰を与えただけなんだ！」 「、、、、へぇー。ボク達の為に？」 「ああ！そうなんだ！」 「、、、、。」 ボクが大切にしようとしている子達に怪我をさせた理由がボク達の為らしい。 (ただの嫉妬をボク達の為ね。、、、死ね) “バキッバキッ！” 「ぐギャー！っグァバっっ！」 “ゲシッ、バキッ、ボキッ” 「嫉妬でした事をボク達の為に？しかも、ボクが可愛がっている子に怪我をさせたのがボク達の為の罰？」 “ゴッ！バキッ！” 「あの子にどんな罰を与えたの？何の罪も無い葵に何したの？ねぇ、寝てないで教えてよ？」 “ゲシッ、パシッ” 「黒先生？何で止めるの？」 「こいつはもう良い。他の奴を捕まえて来ないと逃げるぞ」 「あ、そうだね。教えてくれてありがとう、黒先生」 「どういたしまして」 そうだよね。あんなゴミ一つに構ってたら他のゴミが逃げちゃうよね。 (あんな汚いゴミに触られて葵達とっても嫌だっただろうな。早く片付けて葵達を慰めてあげないと) 黒視点 危ない所だった。 緑くんは見た目に反してかなり力が強い。 この部屋のドアを蹴り破ったのも緑くんだ。 (あのままだとコレを殺して楽にしてしまう所だった) 「く、黒先生。助けて下さい！俺達はただ、」 「俺達の為にしてくれたんだろ？」 「は、はい！そうなんです！」 ソレは助かったと思ったのか、顔が明るくなる。 (俺達の為に葵くんをかなり殴ったり蹴ったりして、助けに来ただけの菫くんと暗を殴ったのか、、、) 「そのあとに何故、あんな事をしようと思ったんだ？」 「その、あいつが表情を変えないし声も出さないから、堪えて無いのかと思って、その、それだと罰にならないから、あの、その」 「、、、。ふふ、大丈夫だ。それで？」 「っ、その、あいつの恥ずかしい映像を撮ったあとにあいつに反省させて、先生達に近づいて我が儘を言っていた罰を受けさせたってみんなに見せるつもりで」 「そうなのか。俺達の為にありがとうな？」 「いえ！俺達は当然の事を！がぁっ、いぐっ、ガァーッ」 「頭を撫でただけだろう？どうした？」 「いたっ、あ、いっ～！痛っ～」 俺が頭を撫でたら目の前のソレはのたうち回った。 (ただ、撫でただけだ。俺の能力を使って、痛みだけを極限に引き上げてな) 「ちっ、痛みで気絶したか。何が罰だ。俺達が可愛がっている子達をお前らの汚い欲望で汚そうとしただけだろう？それも、身勝手な嫉妬でな？」 「、、、あ、あ、。」 「お前らより、葵達は痛くて怖い思いをしたんだ。気絶が出来ただけでも良かっただろ？」 気絶したソレをそのままにして緑くん達がヤり過ぎない様に様子を見る。 (あの子達は痛かっただろうし、怖かっただろう。帰ったら優しく撫でてあげよう) 紫視点 ぼくは今、こいつらを殺さない様に気をつけてヤっている。 (殺したい！けど、紅の言ってた通り殺したら直ぐに楽になって、、、それで終わりだ) 「ひっ！た、助けっ、がっ！」 「なっ！誰がっ、グァッ！」 「、、、、逃がさない。ぼくの大事な子達を傷つけたお前らは何処にも逃がさない」 逃がさない様に足を折ったり腹を殴って気絶させたりした。 (少しだけ見えたけど葵のお腹、凄い青かった。それに、菫の頬が少し腫れてた。、、、葵は一番、怪我が酷かった。おもいっきり蹴られたり殴られたりされたんだろう。菫は体が弱いのに殴られたんだ、、、こいつらに) 「、、、ぼくの大事な子達を蹴ったり殴ったりしたお前らを殺したい、、、けど、もっと苦しんでから死ね」 「ひっ！なんで！オレ達はあなた方の為に！」 「ぼく達の為に？ふっ、フハハハ！ぼく達を怒らせる為にしたなら大成功だよ！お前らはぼく達に一番してはいけない事をしたんだから！アッハハハ！」 「え？何で？紫様が笑っ！？カハッ～！ッ～！」 “ガッ、バキバキ！” 「フ、フハハ！駄目だ。笑うのが止まらないや。ハハハ！」 “ボキッ！” 「ッ！～～！ッ～！」 「紫くん。それ以上するとソレを楽にさせてしまうよ？良いのか？」 「ハハ。それは駄目だな？」 「なら、足を退けて違う奴と遊べば良い」 「フフ、そうする」 足を退けてやるとソレは息を吸った。 あばらを折ったあと、胸元をずっと踏んでいたから息が出来なかったみたいだ。 (窒息すれば良かったのに、面白くない。壊れない様に遊ばないと、ここにあるオモチャはガラクタばかりだから少し手加減を間違えると直ぐ壊れる) 「紫くんがああやって笑う時はキレている時だから気をつけないと駄目なんだが、、、、ああ、もう聞こえて無いのか」 「ハハハ！本当にガラクタばかりだ！黒先生が教えてくれてるのに寝るなんてね？フフ、ハハハ！」 動いているガラクタ達を動かない様にしないといけないけど手加減が面倒くさいな。 (早く葵達の所に戻って、癒されながら眠りたいな) 紅視点 全員を逃がさない様にしたあと、携帯の中身を見るともっと怒りが沸いた。 『止めろ！二人に触るな！』 そう言った葵の頬を思い切り叩く音と映像を見た。 「、、、、。」 「、、、っ！」 「っゴミ共！」 「、、、駄目な子達だな？」 「ハハ、アハハハ！」 映像の続きをみる。 葵は少し嫌悪した顔をしたあといっさい、表情を変えなかった。 その後、葵のズボンを脱がそうとした所で俺達が来て映像が終わった。 「、、、、。」 「、、、紅？」 「コレか」 俺は葵に触っていた奴の前にたった。 (俺の葵にあんな顔をさせやがって、、、、売る前にコレだけは壊すか) 「白」 「何だ？」 「コレだけは壊す」 「、、、ふっ。それは、わたしも賛成だ」 「紅、俺はコレも壊したい。暗に触った奴だ」 「ハハ。なら、ぼくは菫に触ったコレ。紅、良いよね？」 「ああ、それだけの事をしたからな」 「じゃあ、ボクは全力の力を出すからいらない部分があったら言って？粉々にしてあげるから」 みんなヤる気があふれていた。 「お前らは何処までたえられるだろうな？まぁ、壊すまで終わらないけどな。、、、、極道の世界にようこそ」