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『本当は物凄く意地悪な事をしたいのかと』
「過去を反芻してみて」
「僕にエッチな事された記憶を反芻したの? キスされながら乳首弄られたり、つるつるのお股が真っ赤になるまで嘗め回された事とか」
「話の腰を折るな。何時もと違った」
「いつもと違う。つまり何時もは同じだった。成程。マンネリ化していたと君は感じていたのか。何だ、小学生のころからそんなにエロいならもっと色々すれば良かったな」
「勝手に話を継ぐな。だから、その、お前は確かに優しいが意地悪な時も有った。でも嫌がればそれ以上したことないから……もしかして本当は物凄く意地悪な事をしたいのかと」
歯切れ悪く口にすれば、宗教画の天使の表情で微笑む。
変態で助平なのだが、顔だけで言えば慈悲深く見える。
「いや、君が生意気で可愛くて興奮してしまった。もう意地悪しない」
「恥ずかしかったけど、別に怒ってない」
髪を撫でられて目を細める。
優しく梳かれると気持ちが良くて、このまま眠りたくなる。
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